“觸(ふれ)” の例文
新字:触
觸(ふれ)ぬ此度は相摸守殿には玄關(げんくわん)式臺迄(しきだいまで)御見送(おんみおく)り町奉行は下座敷へ罷出(まかりい)で表門(おもてもん)を一文字に推開(おしひら)けば天一坊は悠然(いうぜん)と乘物の儘(まゝ)門(もん)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
雲飛(うんぴ)は三年の壽命(じゆみやう)位(ぐらゐ)は何(なん)でもないと答(こた)へたので老叟、二本の指(ゆび)で一の竅(あな)に觸(ふれ)たと思ふと石は恰(あだか)も泥(どろ)のやうになり、手に隨(したが)つて閉(と)ぢ、遂(つひ)に三個(みつゝ)の竅(あな)を閉(ふさ)いで了(しま)つて、さて言ふには
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
島中(しまぢゆう)に觸(ふれ)を下(くだ)し、誰(たれ)にても
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
云ひければ折(をり)に觸(ふれ)ては無理なる難題(なんだい)をも云掛(いひかけ)などして殆(ほとん)ど困(こま)り入りしとかや又有時(あるとき)長庵來りて毎時(いつも)の通り種々(いろ/\)無心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
盡(つく)す故夫婦の歡(よろこ)び一方ならず久八も手習(てならひ)より歸れば何時も近所の子供と遊びけるが折(をり)に觸(ふれ)ては少しの爭(あらそ)ひより友達(ともだち)子供等が久八の捨子々々と云ければ何とて我が事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)