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見殺
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みごろ
ふりがな文庫
“
見殺
(
みごろ
)” の例文
一人の
坑夫
(
こうふ
)
のことだって、あの二十人百人の
仲間
(
なかま
)
がけっして
見殺
(
みごろ
)
しにはしないじゃないか。おまえさん、それはよく知っているくせに
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「あッ、
然
(
そ
)
うだった。危い危い! しかし
此儘
(
このまま
)
見殺
(
みごろ
)
しが出来るもんじゃない。何とか、おい番頭さん、何とかしなければ——」
電気風呂の怪死事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「このまま
仲間
(
なかま
)
を、
見殺
(
みごろ
)
しにすることができるものでない。どんなことをしても、
救
(
すく
)
わなければならない。」と、それらの
人々
(
ひとびと
)
はいいました。
黒い人と赤いそり
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それにしても、ガンたちだけを
起
(
お
)
こして、羊たちを
見殺
(
みごろ
)
しにしてしまうのはかわいそうです。そこで、なんとか
工夫
(
くふう
)
をして、助けてやりたい、と、思いました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
これは
大
(
たい
)
へんである。
三浦
(
みうら
)
は
自分
(
じぶん
)
にとりて
切
(
き
)
っても
切
(
き
)
れぬ
深
(
ふか
)
い
因縁
(
いんねん
)
の
土地
(
とち
)
、このまま
土地
(
とち
)
の
人々
(
ひとびと
)
を
見殺
(
みごろ
)
しにはできない。
殊
(
こと
)
にあそこには
良人
(
おっと
)
をはじめ、
三浦
(
みうら
)
一
族
(
ぞく
)
の
墓
(
はか
)
もあること……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
「おせん。おめえ、
兄貴
(
あにき
)
を
見殺
(
みごろ
)
しにするつもりか」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
見殺
(
みごろ
)
しに人のするとも。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
おまえのことは、さっき、よく
宿
(
やど
)
の
人
(
ひと
)
に
頼
(
たの
)
んでおいた。
日本
(
にっぽん
)
の
人
(
ひと
)
は、
困
(
こま
)
ったものを
見殺
(
みごろ
)
しにしない。
春風の吹く町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
政
(
まさ
)
ちゃんのいうことは、よくわかるじゃないの。いつも、あんなに、かわいがっていて、
見殺
(
みごろ
)
しにしたからというのだよ。」と、お
姉
(
ねえ
)
さんは、
目
(
め
)
に、
涙
(
なみだ
)
がためていらっしゃいました。
ペスをさがしに
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
殺
常用漢字
小5
部首:⽎
10画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見出
見下
見上
見送
見透
見做
見当