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華麗
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かれい
ふりがな文庫
“
華麗
(
かれい
)” の例文
衆智
(
しゅうち
)
をあつめて衆智を越え、東山様式の
因習
(
いんしゅう
)
を破り、大がかりなこと、
豪壮
(
ごうそう
)
華麗
(
かれい
)
なこと、天下の
耳目
(
じもく
)
をあつめるに足りた。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
たとえば
南洋
(
なんよう
)
の
蕃地
(
ばんち
)
に
産
(
さん
)
する、
華麗
(
かれい
)
なちょうのような
花
(
はな
)
をつけたもの、
離
(
はな
)
れ
島
(
じま
)
の
波浪
(
はろう
)
が
寄
(
よ
)
せるがけの
上
(
うえ
)
に、ぶらさがっているという
葉
(
は
)
の
短
(
みじか
)
いもの
らんの花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
うわべだけの
華麗
(
かれい
)
さに充たされながら、
煩
(
わずら
)
わしく、暗く、かなしい半生を送らねばならなかった美少婦の、真実の心の悩みを知っていたのであった。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
一触
(
いっしょく
)
してタイタニックを沈めた氷山である。
華麗
(
かれい
)
な羅馬の文明を
鉄蹄
(
てってい
)
に
蹂躙
(
じゅうりん
)
した
北狄
(
ほくてき
)
蛮人である。一切の
作為
(
さくい
)
文明
(
ぶんめい
)
は、彼等の前に灰の如く消えて了う。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
中央に、なよたけが前幕と同じ
華麗
(
かれい
)
な衣裳を身にまとって、冴え渡った星空を背景にして、立っている。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
▼ もっと見る
こういうとただ
華麗
(
かれい
)
な画のようですが、
布置
(
ふち
)
も雄大を尽していれば、
筆墨
(
ひつぼく
)
も
渾厚
(
こんこう
)
を
極
(
きわ
)
めている、——いわば
爛然
(
らんぜん
)
とした色彩の
中
(
うち
)
に、
空霊澹蕩
(
くうれいたんとう
)
の古趣が
自
(
おのずか
)
ら
漲
(
みなぎ
)
っているような画なのです。
秋山図
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そのありさまはまったく一つの絵でした!
華麗
(
かれい
)
な広間、戦っている人々の群れ!
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
その
花容
(
かよう
)
、
花色
(
かしょく
)
すこぶる多様で、紅色、紫色、
白色
(
はくしょく
)
、黄色などのものがあり、また
一重咲
(
ひとえざ
)
き、
八重咲
(
やえざ
)
きもあって、その
満開
(
まんかい
)
を望むと
吾人
(
ごじん
)
はいつも、その花の
偉容
(
いよう
)
、その花の
華麗
(
かれい
)
に
驚嘆
(
きょうたん
)
を禁じ得ない。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
小笠原の家臣は、
華麗
(
かれい
)
な
鋲乗物
(
びょうのりもの
)
を支度して、月下を
燦々
(
きらきら
)
と、龍山公のお孫を迎えるべく蔵前片町へ出向いて行った。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
華
常用漢字
中学
部首:⾋
10画
麗
常用漢字
中学
部首:⿅
19画
“華麗”で始まる語句
華麗厖大