“空霊澹蕩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くうれいたんたう50.0%
くうれいたんとう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしこの画の蓮のやうに、空霊澹蕩（くうれいたんたう）たる趣はない。
支那の画 (新字旧仮名) ／ 芥川竜之介(著)
こういうとただ華麗（かれい）な画のようですが、布置（ふち）も雄大を尽していれば、筆墨（ひつぼく）も渾厚（こんこう）を極（きわ）めている、——いわば爛然（らんぜん）とした色彩の中（うち）に、空霊澹蕩（くうれいたんとう）の古趣が自（おのずか）ら漲（みなぎ）っているような画なのです。
秋山図 (新字新仮名) ／ 芥川竜之介(著)