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色澤
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いろつや
ふりがな文庫
“
色澤
(
いろつや
)” の例文
新字:
色沢
全身の美しい
色澤
(
いろつや
)
、口を開いて、舌を少し出して居る樣子、苦惱の色こそありますが、毒殺でないことは、素人の平次にもはつきり判ります。
銭形平次捕物控:015 怪伝白い鼠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
明
(
あか
)
るい
燈火
(
ともしび
)
の
下
(
した
)
に
三人
(
さんにん
)
が
待設
(
まちまう
)
けた
顏
(
かほ
)
を
合
(
あ
)
はした
時
(
とき
)
、
宗助
(
そうすけ
)
は
何
(
なに
)
よりも
先
(
ま
)
づ
病人
(
びやうにん
)
の
色澤
(
いろつや
)
の
回復
(
くわいふく
)
して
來
(
き
)
た
事
(
こと
)
に
氣
(
き
)
が
付
(
つ
)
いた。
立
(
た
)
つ
前
(
まへ
)
よりも
却
(
かへ
)
つて
好
(
い
)
い
位
(
くらゐ
)
に
見
(
み
)
えた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
媼が我に「アヱ、マリア」唱へしむるとき、美しき
色澤
(
いろつや
)
ある
蜥蝪
(
とかげ
)
我が側を走り過ぎぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
酒
(
さけ
)
の
好
(
す
)
きな
質
(
たち
)
で、
今
(
いま
)
でも
少
(
すこ
)
しづゝは
晩酌
(
ばんしやく
)
を
遣
(
や
)
る
所爲
(
せゐ
)
か、
色澤
(
いろつや
)
もよく、でつぷり
肥
(
ふと
)
つてゐるから、
年
(
とし
)
よりは
餘程
(
よほど
)
若
(
わか
)
く
見
(
み
)
える。
御米
(
およね
)
は
叔母
(
をば
)
が
來
(
く
)
るたんびに、
叔母
(
をば
)
さんは
若
(
わか
)
いのねと、
後
(
あと
)
でよく
宗助
(
そうすけ
)
に
話
(
はな
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
澤
部首:⽔
16画
“色”で始まる語句
色
色彩
色々
色沢
色合
色紙
色艶
色褪
色気
色香