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腕白者
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わんぱくもの
ふりがな文庫
“
腕白者
(
わんぱくもの
)” の例文
其処
(
そこ
)
へ
平日着
(
ふだんぎ
)
のまま飛込んだのが、町内の
腕白者
(
わんぱくもの
)
男おんなで通るお園であった。自分も一段語りたいといった。人々は面白がって子供にからかって
竹本綾之助
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
学校における成績も中等で、同級生のうち、彼よりも
優
(
すぐ
)
れた少年はいくらもいた。また彼はかなりの
腕白者
(
わんぱくもの
)
で、僕らといっしょにずいぶん
荒
(
あば
)
れたものである。
非凡なる凡人
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
そういうことでしたら、このとおりの
腕白者
(
わんぱくもの
)
でございますが、どうぞよろしくお
願
(
ねが
)
い
申
(
もう
)
します。
金太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
さなきだに
犯罪
(
はんざい
)
や自殺多き夏の季節に、一万四千の
腕白者
(
わんぱくもの
)
が大都会の一堂に会合したことであり、群集心理の
特徴
(
とくちょう
)
として
逆上
(
ぎゃくじょう
)
しやすき時、出席者のうちの大多数は、
自称
(
じしょう
)
政治家
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
腕白者
(
わんぱくもの
)
の輝方氏は近所の
鼻
(
はな
)
つ
垂
(
たら
)
しと一緒に、いつも盗みに出掛けたものだつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
僕かね、僕だってうんとあるのさ、けれども何分貧乏とひまがないから、
篤行
(
とっこう
)
の君子を気取って
描
(
ねこ
)
と首っ
引
(
ぴ
)
きしているのだ。子供の時分には
腕白者
(
わんぱくもの
)
でけんかがすきで、よくアバレ者としかられた。
僕の昔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
しかるに六蔵はなかなかの
腕白者
(
わんぱくもの
)
で、いたずらをするときはずいぶん人を驚かすことがあるのです。
春の鳥
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
獨
(
ひとり
)
で
畫
(
ゑ
)
を
書
(
か
)
いて
居
(
ゐ
)
るといへば
至極
(
しごく
)
温順
(
おとな
)
しく
聞
(
きこ
)
えるが、
其癖
(
そのくせ
)
自分
(
じぶん
)
ほど
腕白者
(
わんぱくもの
)
は
同級生
(
どうきふせい
)
の
中
(
うち
)
にないばかりか、
校長
(
かうちやう
)
が
持
(
も
)
て
餘
(
あま
)
して
數々
(
しば/\
)
退校
(
たいかう
)
を
以
(
もつ
)
て
嚇
(
おど
)
したのでも
全校
(
ぜんかう
)
第
(
だい
)
一といふことが
分
(
わか
)
る。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
独で画を書いているといえば至極
温順
(
おとな
)
しく聞えるが、そのくせ自分ほど
腕白者
(
わんぱくもの
)
は同級生の
中
(
うち
)
にないばかりか、校長が持て余して
数々
(
しばしば
)
退校を
以
(
もっ
)
て
嚇
(
おど
)
したのでも全校第一ということが分る。
画の悲み
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
腕
常用漢字
中学
部首:⾁
12画
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“腕白”で始まる語句
腕白
腕白小僧
腕白盛
腕白共
腕白児
腕白子
腕白顔
腕白仲間
腕白息子
腕白小僧式