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ふりがな文庫
“
知恵
(
ちえ
)” の例文
それで、わたしゃ、いそいでとびだしてきたんだけど、といって、うまい
知恵
(
ちえ
)
もなし、これからどこへいったらいいだろうねえ。
ブレーメンの音楽師
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
このロボというのは、
灰色
(
はいいろ
)
の大きなおおかみで、カランポー
狼群
(
ろうぐん
)
の王といわれるだけにとても
知恵
(
ちえ
)
がはたらき、毒薬にもわなにもかからない。
動物物語 狼の王ロボ
(新字新仮名)
/
アーネスト・トンプソン・シートン
(著)
てんでん、こんなことを
口々
(
くちぐち
)
にわいわい
言
(
い
)
いながら、またお
寺
(
てら
)
の
縁
(
えん
)
の下で
会議
(
かいぎ
)
を
開
(
ひら
)
きました。けれどもべつだん
変
(
か
)
わったいい
知恵
(
ちえ
)
も出ません。
猫の草紙
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「やはり
畜生
(
ちくしょう
)
などというものは
知恵
(
ちえ
)
のないものだ。とうてい、
知恵
(
ちえ
)
のある
人間
(
にんげん
)
には
勝
(
か
)
てるものでない。」といいました。
おおかみと人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
竹一が
知恵
(
ちえ
)
をめぐらしてそう
決断
(
けつだん
)
した。こうなるともう、だれひとり反対するものはなく、秘密で出かけることがかえってみんなをうきうきさせた。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
▼ もっと見る
「ふふん、ヤマ族は昔ながらに劣等なんだ。われわれとの
知恵
(
ちえ
)
の差はその後ますますひどくなったものと見える」
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「そりゃそうだな。力もろくにないうえに、
知恵
(
ちえ
)
が足りないと来てるんだから人間もかわいそうなもんだ。」
鬼退治
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
しかし五人かかろうが、十人かかろうが、
知恵
(
ちえ
)
を絞り出して
吐
(
は
)
く悪口は、つまりそれ以上の知恵さえあれば、ことごとくこれを無効ならしむることが出来る。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
昨夜のあなたのお
知恵
(
ちえ
)
と
決断力
(
けつだんりょく
)
とに感心して、ぜひ、植民地へいって、かの地の
同胞
(
どうほう
)
たちを助けてやっていただきたいと思い、おうかがいしたのでございます。
ジェンナー伝
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
ウフフフ……、だれだと思うね。ひとつあててごらん。きみは少年探偵団の団員だったね。その探偵の
知恵
(
ちえ
)
をしぼって、ひとつ考えてごらん。わしがだれだか、なぜきみを
妖怪博士
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「そうだ、それがいちばんたいせつな命名だ。諸君
知恵
(
ちえ
)
をしぼってくれたまえ」
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
この、将軍様とその
知恵
(
ちえ
)
ぶくろ、愚楽と、いろいろお話のあった結果でしょう。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「世間には津田よりも何層倍か
気
(
き
)
むずかしい男を、すぐ手の内に丸め込む若い女さえあるのに、二十三にもなって、自分の思うように
良人
(
おっと
)
を
綾
(
あや
)
なして行けないのは、
畢竟
(
ひっきょう
)
知恵
(
ちえ
)
がないからだ」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その
瞬間
(
しゅんかん
)
、彼女は我々みんなよりも、ずっと高貴な存在に思われ、その白い額からも、じっと動かない
眉
(
まゆ
)
からも、なんとも言えない明るい
知恵
(
ちえ
)
や
威力
(
いりょく
)
が、
匂
(
にお
)
ってくるような気がして、わたしは思わず
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
「こうしていればかたわも
重宝
(
ちょうほう
)
なものだ。世の中のやつらは
知恵
(
ちえ
)
がないからかたわになるとしょげこんでしまって、
丈夫
(
じょうぶ
)
な人間、あたりまえな人間になりたがっているが、おれたちはそんなばかはできないなあ」
かたわ者
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
愚かしい者ども
知恵
(
ちえ
)
の結晶をもとめては
ルバイヤート
(新字新仮名)
/
オマル・ハイヤーム
(著)
「おれの
知恵
(
ちえ
)
はどんなもんだ。」といわぬばかりに、例の黄色の歯をむきだして、ゲラゲラ笑いながら、まるで幼い子どもが、おもちゃをこわしでもするように、残りの二つの石膏像も
妖怪博士
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
いくら頭をひねって考えてみても、
見当
(
けんとう
)
もつきません。なぞの本もいくさつかひらいてみましたが、本にも書いてはありません。つまり、お姫さまの
知恵
(
ちえ
)
がたねぎれになってしまったのです。
なぞ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
徳
(
とく
)
ちゃんは、
正二
(
しょうじ
)
に、いろいろ
知恵
(
ちえ
)
を
与
(
あた
)
えたのです。
二百十日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小鳥は、ほかの鳥に
知恵
(
ちえ
)
をつけられたものですから、つぎの日は
ハツカネズミと小鳥と腸づめの話
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
“知恵”の解説
知恵(ちえ、el: φρόνησις プロネーシス, la: prudentia, sapientia, en: prudence, wisdom, sa: ज्ञान , jñāna)は、道理を判断し処理していく心の働き。筋道を立て、計画し、正しく処理していく能力。知慮(ちりょ)、思慮(しりょ)とも。
(出典:Wikipedia)
知
常用漢字
小2
部首:⽮
8画
恵
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
“知恵”で始まる語句
知恵者
知恵鑑
知恵自慢