眞裸まつぱだか)” の例文
新字:真裸
いま躊躇ちうちよしてはられぬ塲合ばあひわたくし突如いきなり眞裸まつぱだかになつて海中かいちう跳込をどりこんだ、隨分ずいぶん覺束おぼつかないことだが、およぎながらに、端艇たんていをだん/″\としまほうしてかんとのかんがへ艇中ていちうからは日出雄少年ひでをせうねん
致せ湯責ゆぜめ責水責鐵砲てつぱう海老えび熊手くまで背割せわり木馬もくばしほから火のたま四十八の責に掛るぞヤイ/\責よ/\との聲諸とも獄卒ごくそつ共ハツと云樣無慘むざんなるかな九助を眞裸まつぱだかにして階子はしごの上に仰向あふむけに寢かし槌の枕を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
越中褌ゑつちうふんどしふ……あいつひとつで、眞裸まつぱだかきたなけつです。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
眞裸まつぱだかな柳は手放しで青い若葉をぬらしてゐる
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
 せめて眞裸まつぱだかにでもなつて見ろ!
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)