-
トップ
>
-
眞裸
>
-
まつぱだか
今は
躊躇しては
居られぬ
塲合、
私は
突如眞裸になつて
海中へ
跳込んだ、
隨分覺束ない
事だが、
泳ぎながらに、
端艇をだん/″\と
島の
方へ
押して
行かんとの
考、
艇中からは
日出雄少年
致せ
湯責火責水責
鐵砲責
海老熊手背割木馬しほから火の
玉四十八
具の責に掛るぞヤイ/\責よ/\との聲諸とも
獄卒共ハツと云樣
無慘なる
哉九助を
眞裸にして
階子の上に
仰向に寢かし槌の枕を
越中褌と
云ふ……あいつ
一つで、
眞裸で
汚い
尻です。
眞裸な柳は手放しで青い若葉をぬらしてゐる