“木馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もくば70.0%
きうま20.0%
キンマ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんな所を歩くのは、山岳家さんがくかなら朝飯前の仕事であろうが、私は元来中学時代に機械体操が非常に不得手ふえてで、鉄棒やたな木馬もくばにはいつも泣かされた男なのである。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
子よ吾子あこよ馬はもたずも赤駒の木馬きうまや買はむ大き揺り馬
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
木馬キンマの道や、桟道カケハシを踏み越え、禰宜ネギからみようど、宿老トネ老女トジの居る屋敷と言へば、新百姓の一軒家までも尋ね入つて、重い鈍い口から、答へをむしりとる様な情熱が、組織を生んだのです。