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びやうしやう
病症は
脊髓腦膜炎とかいふ
劇症で、二三
日風邪の
氣味で
寐てゐたが、
便所へ
行つた
歸りに、
手を
洗はうとして、
柄杓を
持つた
儘卒倒したなり
且性來記憶力に
乏しき
余は、
此等の
病症の
爲に
益其※退するを
感じ、
治療法に
苦心せる
時、
偶冷水浴を
爲して
神に
祷願せば
必ず
功驗ある
可しと
告ぐる
人あり。
心得居るやといふに今度は
確と心得候と
答へける然らば感應院
病死の
節は其方
病症をば
慥に
見留たるやと申すに清兵衞答て感應院の病症は
大食滯に候去ながら
私し事は
病症見屆けの醫には候はず病氣を