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甲
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よろひ
ふりがな文庫
“
甲
(
よろひ
)” の例文
かれ
鉤
(
かぎ
)
を以ちて、その沈みし處を探りしかば、その衣の中なる
甲
(
よろひ
)
に
繋
(
か
)
かりて、かわらと鳴りき。かれ
其所
(
そこ
)
に名づけて訶和羅の前といふなり。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
篠懸
(
すゞかけ
)
の木よ、總大將が乘る
親船
(
おやぶね
)
の
帆檣
(
ほばしら
)
、遠い國の戀に向ふ
孕
(
はら
)
んだ帆——男の
篠懸
(
すゞかけ
)
は
種子
(
たね
)
を風に
播
(
ま
)
く
石弩
(
いしゆみ
)
の如く、
甲
(
よろひ
)
を通し腹を刺す——女の
篠懸
(
すゞかけ
)
は
始終
(
しじゆう
)
東をばかり氣にしてゐて
定業
(
ぢやうごふ
)
を
瞑想
(
めいさう
)
する
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
さう言へばあの方が
壮盛
(
わかざか
)
りに、
矛使
(
ほこゆ
)
けを
嗜
(
この
)
んで、今にも事あれかしと謂つた顔で、立派な
甲
(
よろひ
)
をつけて、のつし/\と長い物を
杖
(
つ
)
いて歩いたお姿が、ちらつくやうだなどゝ、相槌をうつ者も出て来た。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
藤の花かも胸の
斑
(
ふ
)
や
髀
(
もゝ
)
に
甲
(
よろひ
)
をおくごとく
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
おまへ達は科学主義の
甲
(
よろひ
)
を着て
晶子詩篇全集拾遺
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
すなはち
衣
(
みそ
)
の中に
甲
(
よろひ
)
を
服
(
け
)
し、弓矢を
佩
(
お
)
ばして、馬に乘りて出で行きて、忽の間に馬より往き
雙
(
なら
)
びて
五
、矢を拔きて、その忍齒の王を射落して、またその
身
(
みみ
)
を切りて、馬
樎
(
ぶね
)
六
に入れて
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
“甲”の解説
甲(こう、きのえ)は、十干の1番目である。
陰陽五行説では木性の陽に割り当てられており、ここから日本では「きのえ」(木の兄)ともいう。
(出典:Wikipedia)
甲
常用漢字
中学
部首:⽥
5画
“甲”を含む語句
甲板
甲冑
甲虫
甲子
甲斐
甲斐性
甲斐々々
鼈甲
甲斐絹
甲比丹
甲胄
手甲
甲羅
年甲斐
甲府
甲州
鼈甲縁
鎧甲
甲掛
上甲板
...