“鼈甲縁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
べっこうぶち85.7%
べつかふぶち7.1%
べつこうぶち7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから金容かねいれも……ピストルも……万年筆も……時計も……今四時四分を示している。ただ鼈甲縁べっこうぶちの眼鏡と、紫檀したんのステッキがない。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そこには、鼻の上に鼈甲縁べつかふぶち眼鏡めがねをかけ、黒い手套てぶくろをはめた老婦人が事務をつてゐた。
高き鼻に鼈甲縁べつこうぶちの眼鏡をはさみて、かどある眼色まなざしは見る物毎に恨あるが如し。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)