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白鼈甲
ふりがな文庫
“白鼈甲”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しろべっこう
50.0%
しろ
25.0%
しろべつかふ
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しろべっこう
(逆引き)
妙子は、もう近頃は幸子の前でおおびらになっているので、帯の間から
白鼈甲
(
しろべっこう
)
の煙草入を出して、昨今では貴重な舶来の
金口
(
きんぐち
)
を一本取って、ライタアを点じた。
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
白鼈甲(しろべっこう)の例文をもっと
(2作品)
見る
しろ
(逆引き)
その時まだ「出」の姿で居たといえば、水車の裾模様を二枚重さねて、帯は吾妻錦、
襦袢
(
じゅばん
)
は
緋
(
ひ
)
の
紋壁
(
もんかべ
)
にしおぜの白
半襟
(
えり
)
、芸子髷に金の竹輪を掛け、
花笄
(
はなこうがい
)
に平打の
銀簪
(
ぎんかん
)
、櫛は
白鼈甲
(
しろ
)
の
利休形
(
りきゅうがた
)
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
白鼈甲(しろ)の例文をもっと
(1作品)
見る
しろべつかふ
(逆引き)
館
(
やかた
)
の
奧
(
おく
)
なる
夫人
(
ふじん
)
の、
常
(
つね
)
さへ
白鼈甲
(
しろべつかふ
)
に
眞珠
(
しんじゆ
)
を
鏤
(
ちりば
)
めたる
毛留
(
ブローチ
)
して、
鶴
(
つる
)
の
膚
(
はだ
)
に、
孔雀
(
くじやく
)
の
裝
(
よそほひ
)
にのみ
馴
(
な
)
れたるが、この
玉
(
たま
)
の
春
(
はる
)
を、
分
(
わ
)
けて、と
思
(
おも
)
ふに、いかに、
端近
(
はしぢか
)
の
茶
(
ちや
)
の
室
(
ま
)
に
居迎
(
ゐむか
)
ふる
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
れば、
櫛卷
(
くしまき
)
の
薄化粧
(
うすげしやう
)
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
白鼈甲(しろべつかふ)の例文をもっと
(1作品)
見る
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
鼈
漢検1級
部首:⿌
25画
甲
常用漢字
中学
部首:⽥
5画
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斎藤緑雨
谷崎潤一郎
泉鏡太郎
泉鏡花