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白鼈甲
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しろべっこう
ふりがな文庫
“
白鼈甲
(
しろべっこう
)” の例文
妙子は、もう近頃は幸子の前でおおびらになっているので、帯の間から
白鼈甲
(
しろべっこう
)
の煙草入を出して、昨今では貴重な舶来の
金口
(
きんぐち
)
を一本取って、ライタアを点じた。
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
支那
(
しな
)
金魚の感じがする円顔の出眼の婦人で、髪の毛を割らずに、額の生え
際
(
ぎわ
)
から頭の
頂辺
(
てっぺん
)
へはりねずみの
臀部
(
でんぶ
)
の
如
(
ごと
)
く次第に高く膨らがして、
髱
(
たぼ
)
の所へ非常に大きな
白鼈甲
(
しろべっこう
)
の
簪
(
かんざし
)
を挿して
痴人の愛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
鼈
漢検1級
部首:⿌
25画
甲
常用漢字
中学
部首:⽥
5画
“白”で始まる語句
白
白粉
白髪
白痴
白洲
白眼
白衣
白刃
白銀
白々