爆音ばくおん)” の例文
二どめの爆音ばくおんとともに、ふたつにけた望楼台ぼうろうだいは、そのとき、まっ黒な濛煙もうえんと、阿鼻叫喚あびきょうかんをつつんで、大紅蓮だいぐれんきだした殿堂のうえへぶっ倒れた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
間近まぢかかくれ、むねふせつて、かへつて、なゝめそらはるかに、一柱いつちうほのほいて眞直まつすぐつた。つゞいて、地軸ちぢくくだくるかとおもすさまじい爆音ばくおんきこえた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
はっと心臓しんぞうされたようにびっくりしたときは、非常ひじょう爆音ばくおんとともに、もうかれつつんでいました。
火を点ず (新字新仮名) / 小川未明(著)
たしかにヘリコプターの爆音ばくおんなのだ。しかも、しだいにこちらへちかづいてくる。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
これだけの人数ではむずかしいが、とりでのなかにはまえまえから、こっちの味方みかた諜者まわしものになってりこんでいるし、火薬かやく爆音ばくおんをあいずとして、甲府表こうふおもてから
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「うん、あれは君、飛行機の爆音ばくおんだよ」
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
あっ爆音ばくおんだ!
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
あやしき爆音ばくおん
大空魔艦 (新字新仮名) / 海野十三(著)