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泣
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ね
ふりがな文庫
“
泣
(
ね
)” の例文
葬式は
嬶
(
かか
)
アに
頼
(
たぬ
)
うで来た。もう死んどろ、死んどるかも知れん。わしはこの胸ん中が張り裂きゅごたる。先生、
泣
(
ね
)
えたっちゃよかろ。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
「
勘次
(
かんじ
)
も
辛
(
つら
)
かつたんべが、
俺
(
お
)
らも
品
(
しな
)
に
死
(
し
)
なつた
時
(
とき
)
にや
泣
(
ね
)
えたよ、あれこた
三
(
みつ
)
つの
時
(
とき
)
ツから
育
(
そだ
)
ツたんだから」
卯平
(
うへい
)
は
又
(
また
)
情
(
なさけ
)
なげな
舌
(
した
)
がもう
硬
(
こは
)
ばつて
畢
(
しま
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
ちょっくりお顔を見てえと思ってお
暇乞
(
いとまごえ
)
に
参
(
めえ
)
りました、
明日
(
あした
)
立つだッて、なんだかあっけなえこったって、
私
(
わし
)
の嫁なんざア
泣
(
ね
)
えてばいいるだ、随分
大事
(
でえじ
)
になえ
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
(
わし
)
ア筏乗ゆえ
上仕事
(
うわしごと
)
に時々参るんだ、すると、
昨夜
(
ゆうべ
)
山田川の崖の藤蔓へ引懸ってキイ/\
泣
(
ね
)
えてる女が有るだから、私も驚いて
漸
(
ようや
)
く助け、段々様子を聞くと、その女の云うには
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「うむ、
泣
(
ね
)
えたっちゃよかぞ。泣け泣け、おれにつかまれ。」
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
市「へえ妙でござえます、尤も是には
種々
(
いろ/\
)
訳もありますが、パッとなっちゃア此の子の
望
(
のぞみ
)
も叶わねえ訳でごすから申しませんが、まアお手許へ置いて使って下せえまし、
流石
(
さすが
)
の
私
(
わし
)
も
魂消
(
たまげ
)
て
泣
(
ね
)
えたねえ」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
泣
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
“泣”を含む語句
涕泣
泣々
泣面
啜泣
泣出
泣吃逆
号泣
泣声
泣伏
泣顏
男泣
空泣
泣付
感泣
泣腫
泣叫
泣音
夜泣
泣訴
泣聲
...