水旱すゐかん)” の例文
しかるを 菅神のうらみ玉はざりしは配所の詩哥にてもしらる、 菅神はうらみ玉はずとも賢徳けんとく忠臣の冤謫ゑんてきを天のいきどほりて水旱すゐかん風雷ふうらい異変いへん讒者ざんしや奸人かんじん死亡しばうありしならん。
見ねば戻らぬ樣にかせはたまいあらさずに骨體ほねみくだいてはたらきても火災くわさいの難に水旱すゐかんの難儀が終始しじう付てまは追々おひ/\かさ年貢ねんぐ未進みしん今年ことしは何でもをさむべしと村役人衆むらやくにんしうより度々の催促さいそく其處そこ色々いろ/\工面くめんも仕たが外に仕方の有ざれば所詮しよせん我内わがうちには居られぬなり此上は我四五年のあひだ何國いづくへなりとも身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しかるを 菅神のうらみ玉はざりしは配所の詩哥にてもしらる、 菅神はうらみ玉はずとも賢徳けんとく忠臣の冤謫ゑんてきを天のいきどほりて水旱すゐかん風雷ふうらい異変いへん讒者ざんしや奸人かんじん死亡しばうありしならん。
はじめ家財雜具迄かざいざふぐまでのこすくなに燒失ひ其のみならず引續ひきつゞきて水旱すゐかんなんかゝり難儀のかさなりて年々ふえ年貢ねんぐ未進みしんに當年こそは是非ともに未進の皆納かいなふなすべしと村役人むらやくにんよりうながされ素より篤實とくじつぺんの者なれば十兵衞夫婦はひざ摺寄すりよせ如何なる前世ぜんせ宿業しゆくごふにや追々續く災難さいなんにて斯迄かくまで困窮こんきうの身となりしぞかゝる事のなからん爲鋤鍬すきくはらう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)