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水旱
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すゐかん
ふりがな文庫
“
水旱
(
すゐかん
)” の例文
しかるを 菅神の
恨
(
うら
)
み玉はざりしは配所の詩哥にてもしらる、 菅神はうらみ玉はずとも
賢徳
(
けんとく
)
忠臣の
冤謫
(
ゑんてき
)
を天のいきどほりて
水旱
(
すゐかん
)
風雷
(
ふうらい
)
の
異変
(
いへん
)
、
讒者
(
ざんしや
)
奸人
(
かんじん
)
の
死亡
(
しばう
)
ありしならん。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
見ねば戻らぬ樣に
稼
(
かせ
)
ぎ
畑
(
はた
)
一
枚
(
まい
)
荒
(
あら
)
さずに
骨體
(
ほねみ
)
碎
(
くだ
)
いて
働
(
はたら
)
きても
火災
(
くわさい
)
の難に
水旱
(
すゐかん
)
の難儀が
終始
(
しじう
)
付て
廻
(
まは
)
り
追々
(
おひ/\
)
嵩
(
かさ
)
む
年貢
(
ねんぐ
)
の
未進
(
みしん
)
今年
(
ことし
)
は何でも
納
(
をさ
)
むべしと
村役人衆
(
むらやくにんしう
)
より度々の
催促
(
さいそく
)
其處
(
そこ
)
で
色々
(
いろ/\
)
工面
(
くめん
)
も仕たが外に仕方の有ざれば
所詮
(
しよせん
)
我内
(
わがうち
)
には居られぬなり此上は我四五年の
間
(
あひだ
)
何國
(
いづく
)
へなりとも身を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
しかるを 菅神の
恨
(
うら
)
み玉はざりしは配所の詩哥にてもしらる、 菅神はうらみ玉はずとも
賢徳
(
けんとく
)
忠臣の
冤謫
(
ゑんてき
)
を天のいきどほりて
水旱
(
すゐかん
)
風雷
(
ふうらい
)
の
異変
(
いへん
)
、
讒者
(
ざんしや
)
奸人
(
かんじん
)
の
死亡
(
しばう
)
ありしならん。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
はじめ
家財雜具迄
(
かざいざふぐまで
)
殘
(
のこ
)
り
少
(
すく
)
なに燒失ひ其のみならず
引續
(
ひきつゞ
)
きて
水旱
(
すゐかん
)
の
難
(
なん
)
に
罹
(
かゝ
)
り難儀の
重
(
かさ
)
なりて年々
殖
(
ふえ
)
る
年貢
(
ねんぐ
)
の
未進
(
みしん
)
に當年こそは是非ともに未進の
皆納
(
かいなふ
)
なすべしと
村役人
(
むらやくにん
)
より
促
(
うなが
)
され素より
篤實
(
とくじつ
)
一
遍
(
ぺん
)
の者なれば十兵衞夫婦は
膝
(
ひざ
)
摺寄
(
すりよせ
)
如何なる
前世
(
ぜんせ
)
の
宿業
(
しゆくごふ
)
にや追々續く
災難
(
さいなん
)
にて
斯迄
(
かくまで
)
困窮
(
こんきう
)
の身となりしぞ
斯
(
かゝ
)
る事の
無
(
なか
)
らん爲
鋤鍬
(
すきくは
)
の
勞
(
らう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
旱
漢検1級
部首:⽇
7画
“水旱”で始まる語句
水旱風雷