“摺寄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すりよ93.8%
すりよせ3.1%
すりより3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さやさやとむぐらを分けて、おじいどうした、と摺寄すりよると、ああ、宰八か助けてくれ。この手を引張ひっぱって、と拝むがごとく指出した。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もんでゐた所ろ今方いまがたやすみなされたのでやう/\出てまゐりましたと云つゝ上りて火鉢ひばちそば身をひつたりと摺寄すりよせすわれば庄兵衞魂魄たましひも飛してうつゝ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
味岡勇右衞門のはなししに依て承知致し呼に遣したり太儀たいぎながら療治れうぢたのむと云るゝにぞ城富不調法ぶてうはふの私し御召に預りまして有難く候と云つゝそば摺寄すりより療治れうぢに掛りしにもとより鍼術に妙を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)