“すりよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
摺寄81.1%
擦寄18.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「復讐……。山𤢖やまわろが……。一体どんなことをました。」と、市郎も思わず摺寄すりよると、安行は今更のように嘆息した。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
正太は恐る恐るまくらもとへ寄つて、美登利さんどうしたの病気なのか心持が悪いのか全体どうしたの、とさのみは摺寄すりよらず膝に手を置いて心ばかりを悩ますに
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
平三郎はその手を払いけた。それでも婢は盃を放さずに、平三郎の傍へ擦寄すりよって往って無理に持たそうとした。平三郎はそれをまた押しのけた。
水面に浮んだ女 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
こは事難ことむづかしうなりぬべし。かなはぬまでも多少は累を免れんと、貫一は手をこまぬきつつ俯目ふしめになりて、つとめてかかはらざらんやうに持成もてなすを、満枝は擦寄すりよりて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)