“事難”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ことむずか50.0%
ことむず25.0%
ことむづかし25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
事難ことむずかしいと見て、内にひそんでいる刺客せっかくが、腕をうずかせたためかもしれない。だが、光秀の口からはなお何の合図もない。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
相互の感情対立を事難ことむずかしくし、祝氏の三兄弟は、その疑念のまま、さらに二段三段の追撃策を取って、徹底的な圧迫を、李家へむかって下さんものと、密々、うごいている風だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こは事難ことむづかしうなりぬべし。かなはぬまでも多少は累を免れんと、貫一は手をこまぬきつつ俯目ふしめになりて、つとめてかかはらざらんやうに持成もてなすを、満枝は擦寄すりよりて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)