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棹
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さほ
ふりがな文庫
“
棹
(
さほ
)” の例文
茄子
(
なすび
)
大根
(
だいこ
)
の御用をもつとめける、薄元手を折かへすなれば、折から
直
(
ね
)
の安うて
嵩
(
かさ
)
のある物より
外
(
ほか
)
は
棹
(
さほ
)
なき舟に乗合の
胡瓜
(
きうり
)
、
苞
(
つと
)
に
松茸
(
まつたけ
)
の初物などは持たで
大つごもり
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
茄子
(
なすび
)
大根
(
だいこ
)
の
御用
(
ごよう
)
をもつとめける、
薄元手
(
うすもとで
)
を
折
(
をり
)
かへすなれば、
折
(
をり
)
から
直
(
ね
)
の
安
(
やす
)
うて
嵩
(
かさ
)
のある
物
(
もの
)
より
外
(
ほか
)
は
棹
(
さほ
)
なき
舟
(
ふね
)
に
乘合
(
のりあひ
)
の
胡瓜
(
きうり
)
、
苞
(
つと
)
に
松茸
(
まつたけ
)
の
初物
(
はつもの
)
などは
持
(
も
)
たで
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
と
思
(
おも
)
へども、
晴
(
は
)
れぬ
不審
(
ふしん
)
は
疑
(
うたが
)
ひの
雲
(
くも
)
に
成
(
な
)
りて、
唯
(
たゞ
)
一ト
棹
(
さほ
)
の
箪笥
(
たんす
)
の
引出
(
ひきだ
)
しより、
柳行李
(
やなぎこり
)
の
低
(
そこ
)
はかと
無
(
な
)
く
調
(
しら
)
べて、もし
其跡
(
そのあと
)
の
見
(
み
)
ゆるかと
探
(
さ
)
ぐるに、
塵
(
ちり
)
一はしの
置塲
(
おきば
)
も
變
(
かわ
)
らず
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“棹”の意味
《名詞》
(さお)枝葉を取り去って作られた竹の細長い棒。cf.竿。
(さお)舟をこぐ道具で岸辺や水底に突っ張って舟を進ませる長い棒。
(さお)三味線の同から上の、弦を張った長い部分。転じて、三味線。
(さお)箪笥(たんす)・長持(ながもち)などにさしてかつぐ棒。
(出典:Wiktionary)
棹
漢検1級
部首:⽊
12画
“棹”を含む語句
水棹
太棹
釣棹
棹立
竹棹
棹取
水馴棹
物干棹
長棹
黐棹
干棹
舟棹
棹石
十棹
三棹
一棹
二棹
細棹
継棹
間棹
...