“棹取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さおと33.3%
さおとり33.3%
さをとり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東の釣殿つりどのへはこちらの若い女房が集められてあった。竜頭鷁首りゅうとうげきしゅの船はすっかり唐風に装われてあって、梶取かじとり、棹取さおとりの童侍わらわざむらいは髪を耳の上でみずらに結わせて、これも支那しな風の小童に仕立ててあった。
源氏物語:24 胡蝶 (新字新仮名) / 紫式部(著)
棹取さおとり、又は坑内の現場係なぞいう連中が、ホンノ一通り立会って現場げんじょうを調査したのであったが、その報告に依ると福太郎は帰りを急いだものらしく、迂回した人道を行かずに
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ありとしも見えわかぬ棹取さをとり杞憂おそれ深げに
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)