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かじわら
ふりがな文庫
“
梶原
(
かじわら
)” の例文
梶原
(
かじわら
)
申しけるは、
一歳
(
ひととせ
)
百日
(
ひゃくにち
)
の
旱
(
ひでり
)
の
候
(
そうら
)
ひけるに、
賀茂川
(
かもがわ
)
、
桂川
(
かつらがわ
)
、
水瀬
(
みなせ
)
切れて流れず、
筒井
(
つつい
)
の水も絶えて、
国土
(
こくど
)
の悩みにて候ひけるに、——
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
北条や
梶原
(
かじわら
)
のおべッか者や、またその権力に
怯
(
お
)
じ怖れている小心者の
大名輩
(
だいみょうばら
)
に、どうして、これがいえるか。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
早速に
梶原
(
かじわら
)
をとり殺し、大義の本意を達すべきに、さようのことなきは、はなはだ怪しむべきことなり。
迷信解
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
次
(
つい
)
で実朝の家督相続となった一方、
梶原
(
かじわら
)
一族が
滅
(
ほろ
)
び、
比企判官
(
ひきはんがん
)
一家が滅び、
仁田四郎
(
にたんのしろう
)
が殺されると云う陰惨な事件が続いて、右大将家の
覇業
(
はぎょう
)
も傾きかけたのを見ると
頼朝の最後
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
何か地面
訴訟
(
あらそい
)
があって、双方お上へバンショウ(訴訟の意)した際、絵馬屋は旧家のこと故、古証文を取り出し、これは
梶原
(
かじわら
)
の絵馬の註文書でござりますと差し出した処
幕末維新懐古談:12 名高かった店などの印象
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
▼ もっと見る
尤
(
もっと
)
も僕と最初から理想を一にしている友人、今は
矢張
(
やっぱり
)
僕と同じ会社へ出ているがね、それと二人で開墾事業に取掛ったのだ、そら、竹内君知っておるだろう
梶原
(
かじわら
)
信太郎のことサ……
牛肉と馬鈴薯
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
知
(
し
)
っての
通
(
とお
)
りこの
狂言
(
きょうげん
)
は、三五
郎
(
ろう
)
さんの
頼朝
(
よりとも
)
に、
羽左衛門
(
うざえもん
)
さんの
梶原
(
かじわら
)
、それに
太夫
(
たゆう
)
は
鷺娘
(
さぎむすめ
)
で
出
(
で
)
るという、
豊前
(
ぶぜん
)
さんの
浄瑠璃
(
じょうるり
)
としっくり
合
(
あ
)
った、
今度
(
こんど
)
の
芝居
(
しばい
)
の
呼
(
よ
)
び
物
(
もの
)
だろうじゃねえか。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「そうおちゃっぴいばかり出来たって、
梶原
(
かじわら
)
がいなけりゃお芝居にならねえ」
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
その上、
土肥
(
どひ
)
、
梶原
(
かじわら
)
などを先陣に、既に討手さえ差し向ける気配であった。
現代語訳 平家物語:07 第七巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
われら二人抜け
駈
(
が
)
けてこの濁流に
駒
(
こま
)
をすすめ、かの
宇治川
(
うじがわ
)
先陣、佐々木と
梶原
(
かじわら
)
の
如
(
ごと
)
く、相競って共に向う岸に渡って見せたら、
臆病
(
おくびょう
)
の式部はじめ供の者たちも仕方なく後からついて来るだろう。
新釈諸国噺
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
鎌倉山の大小名、和田
北条
(
ほうじょう
)
をはじめとして、佐々木、
梶原
(
かじわら
)
、千葉、三浦、当時
一﨟
(
いちろう
)
別当の工藤などへは二三度
入
(
へえ
)
り、まぶな時にゃあ千と二千、少ねえ時でも百や二百、仕事をしねえ事あなかった。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
梶
漢検準1級
部首:⽊
11画
原
常用漢字
小2
部首:⼚
10画
“梶原”で始まる語句
梶原景季
梶原平三景時
梶原景時
梶原景行
梶原景辰
梶原源太