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桂次
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けいじ
ふりがな文庫
“
桂次
(
けいじ
)” の例文
不器用
(
ぶきよう
)
なればお
返事
(
へんじ
)
のしやうも
分
(
わか
)
らず、
唯々
(
たゞ/\
)
こ〻ろぼそく
成
(
な
)
りますとて
身
(
み
)
をちゞめて
引退
(
ひきしりぞ
)
くに、
桂次
(
けいじ
)
拍子
(
ひようし
)
ぬけのしていよ/\
頭
(
あたま
)
の
重
(
おも
)
たくなりぬ。
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
小説「ゆく雲」の中には
桂次
(
けいじ
)
という学生の言葉をかりて
樋口一葉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
十
年
(
ねん
)
ばかり
前
(
まへ
)
にうせたる
先妻
(
せんさい
)
の
腹
(
はら
)
にぬひと
呼
(
よ
)
ばれて、
今
(
いま
)
の
奧樣
(
おくさま
)
には
繼
(
まゝ
)
なる
娘
(
こ
)
あり、
桂次
(
けいじ
)
がはじめて
見
(
み
)
し
時
(
とき
)
は十四か三か、
唐人髷
(
とうじんまげ
)
に
赤
(
あか
)
き
切
(
き
)
れかけて
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
幸福
(
しやわせ
)
ならぬ
事
(
こと
)
おのづから
其中
(
そのうち
)
にもあり、お
作
(
さく
)
といふ
娘
(
むすめ
)
の
桂次
(
けいじ
)
よりは六つの
年少
(
としした
)
にて十七ばかりになる
無地
(
むぢ
)
の
田舍娘
(
いなかもの
)
をば、
何
(
ど
)
うでも
妻
(
つま
)
にもたねば
納
(
おさ
)
まらず
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
飛鳥もあとを濁ごすなに候へば、大藤の大盡が息子と聞きしに
野澤
(
のざは
)
の
桂次
(
けいじ
)
は了簡の清くない奴、何處やらの
割前
(
わりまへ
)
を人に背負せて逃げをつたなどゝ斯ふいふ噂があと/\に殘らぬやう
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
大藤
(
おほふぢ
)
の
大尽
(
だいじん
)
が息子と聞きしに野沢の
桂次
(
けいじ
)
は
了簡
(
りようけん
)
の清くない奴、
何処
(
どこ
)
やらの割前を人に
背負
(
せよは
)
せて逃げをつたなどとかふいふ
噂
(
うわさ
)
があとあとに残らぬやう、郵便為替にて証書面のとほりお送り申候へども
ゆく雲
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
桂
漢検準1級
部首:⽊
10画
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常用漢字
小3
部首:⽋
6画
“桂”で始まる語句
桂
桂川
桂庵
桂馬
桂女
桂枝
桂樹
桂冠
桂子
桂月