村長そんちやう)” の例文
あゝはえますれどれで中々なか/\苦勞人くらうにんといふに、れはまあ幾歳いくつのとし其戀そのこひ出來できてかと奧樣おくさまおつしやれば、てゝ御覽ごらんあそばせ先方むかう村長そんちやういもと此方こちら水計みづばかりめしあがるお百姓ひやくしやうくもにかけはし
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
この伯父をぢさんはわか時分じぶんから神坂村みさかむら村長そんちやうをつとめたくらゐのひとでしたが、なにしろ床屋とこやはう素人しろうとでしたから、友伯父ともをぢさんのかみをヂヨキ/\とやるうちに、ながいところとみじかいところが出來でき
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
これに出迎でむかへの村長そんちやう地主ぢぬし有志家等いうしかとう大變たいへん人數にんずである。
村長そんちやうさまはあたふたと
どんたく:絵入り小唄集 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
中々なか/\左樣さうでは御座ござりませぬうつくしいにて、村長そんちやういもとといふやうなひとださうで御座ござります、小學校せうがくかうかよふうちにあさからずおもひましてとへば、れは何方どちらからと小間使こまづかひのよねくちすに、だまつておきゝ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)