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木箱
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きばこ
ふりがな文庫
“
木箱
(
きばこ
)” の例文
若者
(
わかもの
)
は、
金
(
きん
)
や、
銀
(
ぎん
)
に、
象眼
(
ぞうがん
)
をする
術
(
じゅつ
)
や、また
陶器
(
とうき
)
や、いろいろな
木箱
(
きばこ
)
に、
樹木
(
じゅもく
)
や、
人間
(
にんげん
)
の
姿
(
すがた
)
を
焼
(
や
)
き
付
(
つ
)
ける
術
(
じゅつ
)
を
習
(
なら
)
いました。
あほう鳥の鳴く日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
やがて所長さんは建物の中に入って、ぼくを
木箱
(
きばこ
)
の中にぽとんと入れた。その箱には「
屑金
(
くずがね
)
入れ」と札がかかっていた。
もくねじ
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
店員はそれをきくと、店のほうへもどっていきましたが、まもなく、ドカドカと足音がして、二メートルもある長方形の
木箱
(
きばこ
)
を、ふたりの運送屋の男が、はこびこんできました。
超人ニコラ
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
金博士は
悠揚迫
(
ゆうようせま
)
らず、更に奥の部屋に案内する。そこは倉庫のようなところだった。博士の立停って指すところに、一つの
木箱
(
きばこ
)
があった。箱の大きさは二
米
(
メートル
)
立方。
共軛回転弾:――金博士シリーズ・11――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
すみずみに、
木箱
(
きばこ
)
だとか、いすやテーブルのこわれたのなどが、つみあげてあります。
奇面城の秘密
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
助手
(
じょしゅ
)
の
小田
(
おだ
)
さんが、
鏡
(
かがみ
)
を
新
(
あたら
)
しい
木箱
(
きばこ
)
におさめて、
北国
(
ほっこく
)
へ
旅立
(
たびだ
)
ったのは、
夏
(
なつ
)
もなかばすぎた
日
(
ひ
)
のことで、
烏帽子岳
(
えぼしだけ
)
のいただきから、
奇怪
(
きかい
)
な
姿
(
すがた
)
をした
入道雲
(
にゅうどうぐも
)
が、
平野
(
へいや
)
を
見
(
み
)
おろしながら、
海
(
うみ
)
の
方
(
ほう
)
へと
うずめられた鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
幅
(
はば
)
七寸の、細長い
木箱
(
きばこ
)
に収められた大きなスウィッチで、
硝子
(
ガラス
)
蓋を開くと、
大理石
(
だいりせき
)
の
底盤
(
ていばん
)
の上に幅の広い
銅
(
どう
)
リボンでできた電気
断続用
(
だんぞくよう
)
の
刃
(
は
)
がテカテカ光り、エボナイト製の
夜泣き鉄骨
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
辻永は大きな
木箱
(
きばこ
)
の山の側に立って、鼻を打ちつけんばかりに眼をすり寄せている。早くも彼氏、何物かを
掴
(
つか
)
んだ様子だ。小説家と違って本当の探偵だけに、いつでも掴むのがうまい。
地獄街道
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
箱
常用漢字
小3
部首:⽵
15画
“木”で始まる語句
木
木立
木綿
木偶
木枯
木乃伊
木蔭
木履
木精
木樵