“きばこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木箱80.0%
木函10.0%
木盒10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて所長さんは建物の中に入って、ぼくを木箱きばこの中にぽとんと入れた。その箱には「屑金くずがね入れ」と札がかかっていた。
もくねじ (新字新仮名) / 海野十三(著)
博士はドン助が木函きばこごと○○獣に噛られてしまったといったが、始めはそれが冗談と思っていたのに、だんだん冗談ではないことが敬二に分ってきた。
○○獣 (新字新仮名) / 海野十三(著)
木盒きばこしきりを施し、それに十二の孔を穿てり。孔ごとにかわづを伏せて、細き杖もて、そのかうべを敲けば、蛙は哇然と声たてぬ。
『聊斎志異』より (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)