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昨晩
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さくばん
ふりがな文庫
“
昨晩
(
さくばん
)” の例文
聞
(
き
)
くところによりますと、こんどわたしたちが
放
(
はな
)
し
飼
(
が
)
いになったについて、ねずみどもがたいそう
困
(
こま
)
って、
昨晩
(
さくばん
)
お
寺
(
てら
)
の
和尚
(
おしょう
)
さんの
所
(
ところ
)
へ行って
猫の草紙
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「だってさっき前を通ったら、御隣にはどなたもいらっしゃらなかったわよ。」「ええ、
昨晩
(
さくばん
)
急にまた、三階へ御部屋が変りましたから、——」
母
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
『然うだとさ、何の用か知らないが……町へ出さへすれや
何日
(
いつ
)
でも
昨晩
(
さくばん
)
の様に酔つぱらつて来るんだよ。』
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
えらう早く
来
(
き
)
たな、まだ
薄暗
(
うすぐら
)
いのに。金「エヘヽヽ
昨晩
(
さくばん
)
は
大
(
おほき
)
にお
喧
(
やか
)
ましうございます。坊「ウム
値切
(
ねぎつ
)
た人か、サ
此方
(
こつち
)
へ
這入
(
はい
)
んなさい。金「へい、
有難
(
ありがた
)
う。坊「
穏坊
(
をんばう
)
/\、見て
上
(
あ
)
げろ。 ...
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
なせしに客人たち
昨晩
(
さくばん
)
は
飛
(
とん
)
だ事で
貴方
(
あなた
)
も
嘸
(
さぞ
)
かし御
眠
(
ねむ
)
かりしならん道中にて知ぬ
連
(
つれ
)
は
油斷
(
ゆだん
)
は成ませぬと云に半四郎
否
(
いな
)
皆樣も
嘸
(
さぞ
)
かし迷惑偖々不屆の
奴
(
やつ
)
もある者でござると
咄
(
はな
)
しの折から下女は
膳
(
ぜん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
あの方は
昨晩
(
さくばん
)
私が廣間であなたと御一緒にゐるのを見て吃驚りなすつたのです。今度私があの方に會ふ前に、何か辯解しておいて下さいましね。私、あんないゝ方に誤解されるのは
辛
(
つら
)
いのですもの。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
「ございますよ。何でも今月の末までには、また
磐梯山
(
ばんだいさん
)
が破裂するそうで、——
昨晩
(
さくばん
)
もその御相談に、神々が
上野
(
うえの
)
へ御集りになったようでございました。」
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
賣拂
(
うりはら
)
はんとのお使
御道理
(
ごもつとも
)
にて候然るに幸ひ
昨晩
(
さくばん
)
外
(
ほか
)
より
融通
(
ゆうづう
)
致したる金子是あるにより右の品々
受出
(
うけいだ
)
し候間
御面倒
(
ごめんだう
)
ながら御取出し
元利共
(
ぐわんりとも
)
何程
(
なにほど
)
に相成候や勘定して下されと云ひければ番頭久兵衞は大いに驚き心の
中
(
うち
)
に思ふ樣此品々を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“昨晩”の意味
《名詞》
昨晩(さくばん)
昨日の夜、ゆうべ。
(出典:Wiktionary)
昨
常用漢字
小4
部首:⽇
9画
晩
常用漢字
小6
部首:⽇
12画
“昨”で始まる語句
昨夜
昨日
昨夕
昨
昨年
昨宵
昨今
昨日今日
昨夜来
昨霄