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早春
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そうしゅん
ふりがな文庫
“
早春
(
そうしゅん
)” の例文
あちらに
見
(
み
)
える
高
(
たか
)
い
煙突
(
えんとつ
)
は、
町
(
まち
)
のお
湯屋
(
ゆや
)
か、それとも
工場
(
こうじょう
)
の
煙突
(
えんとつ
)
らしく、
黒
(
くろ
)
い
煙
(
けむり
)
が
早春
(
そうしゅん
)
の
乳色
(
ちちいろ
)
の
空
(
そら
)
へ、へびのようにうねりながら
上
(
あ
)
がっていました。
花の咲く前
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
地中はまだ暖く、
早春
(
そうしゅん
)
ぐらいの気候だそうで、そこには空気もあり、また水もあるのだという。その月の生物も人間と別に大した変りはないが、まだ智恵はあまり発達していないという。
月世界探険記
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
まだ、
寒
(
さむ
)
い、
早春
(
そうしゅん
)
の
黄昏方
(
たそがれがた
)
でありました。
往来
(
おうらい
)
の
上
(
うえ
)
では、
子供
(
こども
)
らが、
鬼
(
おに
)
ごっこをして
遊
(
あそ
)
んでいました。
飴チョコの天使
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
早春
(
そうしゅん
)
の
日
(
ひ
)
のこと、
日
(
ひ
)
あたりのいい、
寺
(
てら
)
の
門前
(
もんぜん
)
で、
店
(
みせ
)
をひらいて、
草花
(
くさばな
)
の
根
(
ね
)
や、
苗
(
なえ
)
を
売
(
う
)
っている
男
(
おとこ
)
がありました。これを
見
(
み
)
た
勇吉
(
ゆうきち
)
は、やまゆりの
根
(
ね
)
を二つ
買
(
か
)
ってかえりました。
雲のわくころ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
早春
(
そうしゅん
)
の、
黄昏
(
たそがれ
)
のことでありました。
一人
(
ひとり
)
の
旅人
(
たびびと
)
は、
道
(
みち
)
を
急
(
いそ
)
いでいました。このあたりは、はじめてとみえて、
右
(
みぎ
)
を
見
(
み
)
たり、
左
(
ひだり
)
を
見
(
み
)
たりして、
自分
(
じぶん
)
のゆく
村
(
むら
)
を
探
(
さが
)
していたのであります。
島の暮れ方の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“早春”の意味
《名詞》
早春(そうしゅん)
春の初め。初春。
(出典:Wiktionary)
早
常用漢字
小1
部首:⽇
6画
春
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
“早”で始まる語句
早
早速
早々
早業
早晩
早稲田
早熟
早合点
早鐘
早苗