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抜群
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ばつぐん
ふりがな文庫
“
抜群
(
ばつぐん
)” の例文
旧字:
拔群
何百年か
解
(
わか
)
らない
古襖
(
ふるぶすま
)
の正面、板の
間
(
ま
)
のような
床
(
ゆか
)
を
背負
(
しょ
)
って、
大胡坐
(
おおあぐら
)
で控えたのは、何と、
鳴子
(
なるこ
)
の
渡
(
わたし
)
を
仁王立
(
におうだち
)
で越した
抜群
(
ばつぐん
)
なその
親仁
(
おやじ
)
で。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
かつその仲間の教育なり年齢なり、また
門閥
(
もんばつ
)
なり、おおよそ一様同等にして
抜群
(
ばつぐん
)
の
巨魁
(
きょかい
)
なきがために、衆力を中心に集めて方向を一にするを得ず。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
寝具も調度もいたって粗末ですが、お房の美しさは、死もまた奪う由もなく、それはまことに
抜群
(
ばつぐん
)
のものでした。
銭形平次捕物控:242 腰抜け彌八
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「おお、二機も、やっつけたか。それは
抜群
(
ばつぐん
)
の手柄じゃ。よし、あとで、
褒美
(
ほうび
)
をやろう。昇進も上申してみるぞ」
地底戦車の怪人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そのそばに小さくなってシクシクと泣いているのは、十六七の小娘で、
眉目
(
みめ
)
美
(
うる
)
わしさや、
抜群
(
ばつぐん
)
の可愛らしさからみても、それはお君の妹のお吉でなければなりません。
銭形平次捕物控:211 遠眼鏡の殿様
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
可
(
よ
)
いか、
其
(
それ
)
に
代
(
か
)
へやうと
言
(
い
)
ふからには、
蛍
(
ほたる
)
と
星
(
ほし
)
、
塵
(
ちり
)
と
山
(
やま
)
、
露
(
つゆ
)
一滴
(
いつてき
)
と、
大海
(
だいかい
)
の
潮
(
うしほ
)
ほど、
抜群
(
ばつぐん
)
に
勝
(
すぐ
)
れた
立優
(
たちまさ
)
つたもので
無
(
な
)
いからには、
何
(
なに
)
を
又
(
また
)
物好
(
ものず
)
きに
美女
(
びぢよ
)
を
木像
(
もくざう
)
と
取
(
と
)
り
代
(
か
)
へやう。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
抜
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
群
常用漢字
小4
部首:⽺
13画
“抜”で始まる語句
抜
抜刀
抜擢
抜身
抜足
抜萃
抜目
抜出
抜衣紋
抜手