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折折
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をりをり
ふりがな文庫
“
折折
(
をりをり
)” の例文
若
(
も
)
し
然
(
さ
)
うであるならば、
如何
(
いか
)
に女子が富と位地と四季
折折
(
をりをり
)
の遊楽とに飽くとも、依然数世紀前の貴婦人たるに過ぎないであらうと想はれる。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
まるで
酒場
(
さかば
)
の
醉
(
よ
)
ひどれのやうな
兵士
(
へいし
)
の
集團
(
しふだん
)
は
濕
(
しめ
)
つた
路上
(
ろじやう
)
に
重
(
おも
)
い
靴
(
くつ
)
を
引
(
ひ
)
き
摺
(
ず
)
りながら、
革具
(
かはぐ
)
をぎゆつぎゆつ
軋
(
きし
)
らせながら
劍鞘
(
けんざや
)
を
互
(
たがひ
)
にかち
合
(
あは
)
せながら、
折折
(
をりをり
)
寢言
(
ねごと
)
のやうな
唸
(
うな
)
り
聲
(
ごゑ
)
を
立
(
た
)
てながら
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
地を
撲
(
う
)
ちて
大輪
(
たいりん
)
つばき
折折
(
をりをり
)
に落つるすなはち散り積むさくら
桜
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
折折
(
をりをり
)
、これだけの事にも
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
途中は一面の大
椰子林
(
やしりん
)
で、
其
(
その
)
奥へ
折折
(
をりをり
)
消えて
行
(
ゆ
)
く電車や、床下の高い
椰子
(
やし
)
の葉を葺いた
素樸
(
そぼく
)
な
田舎
(
ゐなか
)
の
社
(
やしろ
)
がぽつんと林の中に立つて居るのなどが気に入つた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
なぜか
折折
(
をりをり
)
だまること。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
相変らず話の
中
(
ちゆう
)
で
折折
(
をりをり
)
吃
(
ども
)
るのも有り余る感想が一時に出口に集まつて戸惑ひする様で
却
(
かへつ
)
て頓挫の快感を与へる。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
折折
(
をりをり
)
に我を
覗
(
のぞ
)
けよ。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
折
常用漢字
小4
部首:⼿
7画
折
常用漢字
小4
部首:⼿
7画
“折”で始まる語句
折
折角
折檻
折々
折柄
折敷
折鞄
折助
折悪
折節