打合うちあは)” の例文
大使命だいしめいやくわたくし武村兵曹たけむらへいそうとにさだまると、本島ほんたうのこ櫻木大佐等さくらぎたいさら吾等われら兩人りようにんとのあひだには、きはめて細密さいみつなる打合うちあはせをえうするのである。その打合うちあはせはうであつた。
小六ころく何不足なにふそくなく叔父をぢいへ寐起ねおきしてゐた。試驗しけんけて高等學校かうとうがくかう這入はいれゝば、寄宿きしゆく入舍にふしやしなければならないとふので、その相談さうだんまですで叔父をぢ打合うちあはせがしてあるやうであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
どう打合うちあはせたやうもくしてしまつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
この打合うちあはせがをはると、大佐たいさ命令めいれいで、輕氣球けいきゝゆう海岸かいがん砂上しやじやう引出ひきいだされ、水素瓦斯すいそがす充分じふぶん滿たされ、數日分すうじつぶん食料しよくれうと、飮料水いんれうすいと、藥品やくひん買入かひいれや、船舶せんぱく雇入やとひいれのめにつひや