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惟
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たゞ
ふりがな文庫
“
惟
(
たゞ
)” の例文
伊沢氏の学風は李朱医学の
補血益気
(
ほけつえきき
)
に偏したものではなかつた。
惟
(
たゞ
)
井上金峨の所謂「廃陰陽、排五行、去素霊諸家、直講張仲景書者」
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
(○明、王陽明の語)と、是何物ぞや、其
惟
(
たゞ
)
心之所爲にあらずや。心明なれば知又明なる處に發すべし。
遺訓
(旧字旧仮名)
/
西郷隆盛
(著)
吾等は
惟
(
たゞ
)
一の案内者を持てり——
即
(
すなは
)
ち凡ての物に衆合的及び個物的に通徹して存せる
宇宙大精気
(
ユニバーサルスピリツト
)
なり。
トルストイ伯
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
されば元日の初日影も
惟
(
たゞ
)
雪の銀
世界
(
せかい
)
を
照
(
てら
)
すのみ。一ツとして春の
景色
(
けしき
)
を
不見
(
みず
)
。
古哥
(
こか
)
に「花をのみ待らん人に山里の雪
間
(
ま
)
の草の春を見せばや」とは雪浅き
都
(
みやこ
)
の事ぞかし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
されば元日の初日影も
惟
(
たゞ
)
雪の銀
世界
(
せかい
)
を
照
(
てら
)
すのみ。一ツとして春の
景色
(
けしき
)
を
不見
(
みず
)
。
古哥
(
こか
)
に「花をのみ待らん人に山里の雪
間
(
ま
)
の草の春を見せばや」とは雪浅き
都
(
みやこ
)
の事ぞかし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
しかし書を著すものは
故
(
ことさら
)
に審美学者の所謂無秩序中の秩序を求め、
参差
(
さんし
)
錯落の趣を成して置きながら、
這般
(
しやはん
)
の語を以て人を欺くのである。
惟
(
たゞ
)
清川の此八字は実録である。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
心
(
こゝろ
)
帰家
(
かへりたき
)
にありて
風雅
(
ふうが
)
をうしなひ、
古跡
(
こせき
)
をも
空
(
むな
)
しく
過
(
よぎ
)
り、
惟
(
たゞ
)
平々
(
なみ/\
)
たる
旅人
(
りよじん
)
となりて、きゝおよびたる
文雅
(
ぶんが
)
の人をも
剌問
(
たづね
)
ざりしは今に
遺憾
(
ゐかん
)
なり。
嗟乎
(
あゝ
)
年
(
とし
)
の
倹
(
けん
)
せしをいかんせん。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
惟
(
たゞ
)
鰐水は「著眼鏡」と云ひ、「不脱眼鏡」と云ひ、又「閣筆」と云つて、多く具象的文字を用ゐた。里恵の聞いて実に非ずとなすものは、或は其間に存したのではなからうか。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
心
(
こゝろ
)
帰家
(
かへりたき
)
にありて
風雅
(
ふうが
)
をうしなひ、
古跡
(
こせき
)
をも
空
(
むな
)
しく
過
(
よぎ
)
り、
惟
(
たゞ
)
平々
(
なみ/\
)
たる
旅人
(
りよじん
)
となりて、きゝおよびたる
文雅
(
ぶんが
)
の人をも
剌問
(
たづね
)
ざりしは今に
遺憾
(
ゐかん
)
なり。
嗟乎
(
あゝ
)
年
(
とし
)
の
倹
(
けん
)
せしをいかんせん。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
今
空腹
(
すきはら
)
におよんで
寒
(
さむさ
)
に
堪
(
たへ
)
ず、かくては
貴殿
(
おみさま
)
に
伴
(
ともなひ
)
て雪を
漕
(
こぐ
)
ことならず、さいぜんの
話
(
はなし
)
におみさまの
懐
(
ふところ
)
に
弁当
(
べんたう
)
ありときゝぬ、
夫
(
それ
)
を我に
与
(
あた
)
へたまふまじきや、
惟
(
たゞ
)
には
貰
(
もら
)
ふまじ、こゝに銭六百あり
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
今
空腹
(
すきはら
)
におよんで
寒
(
さむさ
)
に
堪
(
たへ
)
ず、かくては
貴殿
(
おみさま
)
に
伴
(
ともなひ
)
て雪を
漕
(
こぐ
)
ことならず、さいぜんの
話
(
はなし
)
におみさまの
懐
(
ふところ
)
に
弁当
(
べんたう
)
ありときゝぬ、
夫
(
それ
)
を我に
与
(
あた
)
へたまふまじきや、
惟
(
たゞ
)
には
貰
(
もら
)
ふまじ、こゝに銭六百あり
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
惟
漢検準1級
部首:⼼
11画
“惟”を含む語句
思惟
惟然
惟任
惟直
惟長
五劫思惟
惟然坊
沈惟敬
惟神
惟宣
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