“惟義”の読み方と例文
読み方割合
これよし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漸くたどりついた筑前の太宰府では、惟義これよしとか申す者に追われて、まったく頼るところのない浪々の身の上になったのです。
太宰府に落ちて、やや小康を保った平家は、九州に都を定め、皇居を造るべきであるなど、公卿たちが相談してはいたが、惟義これよし謀叛むほんせりとの報が伝わると、俄かに動揺した。
落ち行く先をいろいろと考えた末、九州の豪族、緒方おがたの三郎惟義これよしを頼って行くことにした。