“惟一”の読み方と例文
読み方割合
ゆゐいつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の所謂いはゆる洒落本しやれほんこんにやく本及び草紙類の作家が惟一ゆゐいつの理想とし、武道の士の八幡摩利支天まりしてんに於けるが如く此粋様を仰ぎ尊みたるの跡、滅す可からず。
人間の獣慾を惟一ゆゐいつの目的として描出するのいひにあらず、人間に不完全の認識あるよりして、何物かを得て之をつぐなはんとの慾望は天地間自然の理なれば
「歌念仏」を読みて (新字旧仮名) / 北村透谷(著)