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帰
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け
ふりがな文庫
“
帰
(
け
)” の例文
旧字:
歸
松魚
(
かつお
)
にしてもこんな生きのいい生き身はありゃしねえやい! 生かして
帰
(
け
)
えせと言うんじゃねえんだ。のめすならのめす、斬るなら斬ってみろい!
旗本退屈男:11 第十一話 千代田城へ乗り込んだ退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
こっちの
女
(
あま
)
はどうするって?……はっはっ。いやに気にするじゃねえか。今日はここいらで見切を付けて
帰
(
け
)
えるんだ。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
頼まれていたので、今度積んで行ったところがなよ、そのお客様の家が、神田とやらへ越しちまったというで、仕方なしに持って
帰
(
け
)
えって来たのだによ
旗岡巡査
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「さあてねえ、そんな人は三人いたようだがなあ、何でも二人は都へ
帰
(
け
)
えって、残った人は一人でぶらぶらしていたようだったが、この頃は見えねえようだな」
現代語訳 平家物語:03 第三巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
はい左様でございますかと云って
帰
(
け
)
えるような人間じゃアございませんよ、田舎じゃア
少
(
ちい
)
さい時から木綿着物で育て、教える事は
糸繰
(
いとくり
)
から
機織
(
はたおり
)
ぐらいで済むけれど
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
「なにを、たわけた。……さあ、
帰
(
け
)
えろう」
顎十郎捕物帳:05 ねずみ
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「まだ
帰
(
け
)
えらしゃらんから迎いに行くだ。」
越後の冬
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「そこの野婦之池を渡って、池尻へ出ると、半分道で
帰
(
け
)
えれる。今、断っておいたから、舟を借りてゆくとしよう」
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まだサヤマの野郎
帰
(
け
)
えらねえよ。そこにゃ誰も居ねえのか。うん
手前
(
てめえ
)
一人か。カルロ・ナインはどうした。もう寝ている。スタチオは? 二人とも出かけたあ。なにい。本牧にいい賭場を見付けたあ。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
國「そりゃア存じて居ります、おい
若衆
(
わけいしゅ
)
さん
帰
(
け
)
えってもいゝよ」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「うんにゃ、上がるめえ、迎えに来たのじゃ。延徳沖の酒屋の息子な、要助どんじゃ。七年ぶりで、故郷へ
帰
(
け
)
えったで、一目会いたいといわっしゃる。来られるかの」
脚
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
二枚か三枚はけれあ、あっし
等
(
ら
)
あ
帰
(
け
)
えるんだから……。
街頭から見た新東京の裏面
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
山「
家
(
うち
)
へ
帰
(
け
)
えれ」
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「てめえはもう役済みだ、家へ
帰
(
け
)
えって、部屋の者にあれだけを耳打ちしておいてくれ」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「いいじゃねえか。酔のさめるまで、そこらの草ッ原でころがって
帰
(
け
)
えればいい」
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そうもゆくめえ。親分が
帰
(
け
)
えって来てから、告げ口するにちげえねえ」
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
積んで、いつか大津の問屋小屋へ
帰
(
け
)
えって来ることになっているんだから
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『駄目ださ。根っから釣れんで、くそ面白くもねえで
帰
(
け
)
えって来た』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「きょうはの、まだ、お客様が
帰
(
け
)
えらねえだから、酒はいらぬよ」
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「でも、
帰
(
け
)
えれば
要
(
い
)
るんだろう。いつもだけ持ッて来とこうや」
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「李逵だわな! 鉄牛がいま、
帰
(
け
)
えって来たんだわな!」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『夜半に、何の客だ、今
帰
(
け
)
えったなあ』
魚紋
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
帰
常用漢字
小2
部首:⼱
10画
“帰”を含む語句
帰途
帰宅
帰来
帰京
帰路
帰朝
帰郷
不如帰
帰省
立帰
帰家
帰去来
帰国
御帰
帰命頂礼
持帰
往帰
帰納的
犬帰
帰邸
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