“往帰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆきかえ50.0%
いきかえ25.0%
ゆきかへ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
早附木の箱を内職にするものなんぞが、目貫めぬきまちへ出て往帰ゆきかえりには、是非母様おっかさんの橋を通らなければならないので、百人と二百人ずつ朝晩にぎやかな人通りがある。
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
通学の道筋に当る町の若い女は眉山の往帰いきかえりをたのしみにして、目牽めひき袖引き目送みおくって人知れずこがれていたものも少なくなかったという評判だった。
元結もつとゐよりだの、早附木はやつけぎはこ内職ないしよくにするものなんぞが、目貫めぬきまち往帰ゆきかへりには、是非ぜひ母様おつかさんはしとほらなければならないので、百人と二百人づゝ朝晩あさばんにぎや人通ひとどほりがある。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)