“帰納的”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きのうてき50.0%
きなふてき25.0%
ア・ポステリオリ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつてある学者のげんに男子の脳髄のうずい帰納的きのうてきなるも、女子は演繹的えんえきてきなりとあったが、女子は感情がまさっているから冷静に事物に接することがかたい。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
彼の史論が往々にして演繹的えんえきてきにして帰納的きなふてきならざるものあるは(たとへば日本開化小史、上古史の如き)之が為めなり。
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
僕はこんなふうに——帰納的ア・ポステリオリに——考えを進めた。犯人はこの二つの窓のどちらからか逃げたに決っている。そうだとすれば、窓は内側からふたたびあのようにしめることはできなかったはずだ。