トップ
>
存
>
なが
ふりがな文庫
“
存
(
なが
)” の例文
お嬢様には、生き
存
(
なが
)
らえて遊ばさなければならぬ御仕事がある筈、私は御同宗の方々と焼かれて、重い罪を償います、サンタ・マリ
十字架観音
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
芝雀
(
しじやく
)
の
演
(
す
)
る、福助の
演
(
す
)
るあの梅川が八十三の皺くちや
婆
(
ばゞあ
)
になるまで生き
存
(
なが
)
らへてゐた事を考へるのは、恋をする者にとつて良い教訓である。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
篤
(
とく
)
と私の志を述べて、暫く命を
存
(
なが
)
らえて、己になり代って
家
(
うち
)
のお
母
(
っかア
)
に孝行をして呉れるようにくれ/″\も
後々
(
あと/\
)
の事を頼む
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
見つかって
了
(
しま
)
えばそのものの云いなりになるより他に彼らの生き
存
(
なが
)
らえる途はない。そういう——代々下積みにいるものの観念が自らを納得させたのだ。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
存
(
なが
)
らへ御
尤
(
とが
)
めの身分を
憚
(
はゞ
)
からず
押
(
おし
)
て此段御屋形樣へ
言上
(
ごんじやう
)
仕り候此儀御用ひなき時は是非に及ばず私し儀は
含状
(
ふくみじやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
都会の中に在りながら、私は遠く社会を離れて徒らに生き
存
(
なが
)
らえているような気がした。そして何処とも知れぬ重苦しい羂の姿が私の身のまわりを取巻いた。
運命のままに
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
(いいえ、こうしてまで誓を立てぬと、私は貴下を殺すことを、自分でも制し切れない。
一夜
(
ひとよ
)
冥土
(
めいど
)
へ留めました。お生きなさいまし、
新
(
あらた
)
にお
存
(
なが
)
らえ遊ばせ。)
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
かかる屑の屑なる国への追放と
流竄
(
るざん
)
のほかの何物にも値せざりしを知るとき、なんの憧れとなんの望みとをもちて、臣は
存
(
なが
)
ろうべき?
否
(
ノオ
)
、
否
(
ノオ
)
! この謀叛人ら驕り勝たんか
エリザベスとエセックス
(新字新仮名)
/
リットン・ストレイチー
(著)
私は一家の父であり、働き、
繁昌
(
はんじょう
)
し、事業に成功し、貸し家を持ち、政府に預けた金を持ち、幸福であり、妻も子も持っており、すべてそれらのものを愛し、生き
存
(
なが
)
らえたい。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
のめ/\生きて
居
(
お
)
るような者ではないぞよ、目指す相手の蟠龍軒を討洩らし、心当りを捜す内、母の大病に心を引かれ、
今日
(
きょう
)
まで
惜
(
おし
)
からぬ命を
存
(
なが
)
らえていたが
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
存
常用漢字
小6
部首:⼦
6画
“存”を含む語句
存在
生存
存生
保存
存候
御存
存命
被存候
存外
所存
御存知
存生中
不所存
存命中
奉存候
現存
被存
儼存
一存
存寄
...