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太
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たい
ふりがな文庫
“
太
(
たい
)” の例文
『まあ御病気も
太
(
たい
)
した事でありませんで結構でした。もつとお弱りかと思ひましてね、案じて
居
(
を
)
りましたのですが。』
帰つてから
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
目科は其声高しと叱り鎮めて「いや此傷は、なに
太
(
たい
)
した事でも有ますまいが何分にも痛むので幸い貴方が医学生だから手当を
仕
(
し
)
て貰おうと思いまして」
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
けいちょう三ねんの秋に
太
(
たい
)
こうでんかゞおかくれなされ、ほどなくせきがはらのかっせんがござりましてから、またもや世の中がだん/\かわってまいりまして
盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
そこで金銭でこの苦艱が逃れられるものなら、何とか工夫をして見たい。その工夫が
太
(
たい
)
した犠牲を払はないでついたら、貴方の身体は私に任せてくれていいでせう。
計画
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
何でも
太
(
たい
)
した
人数
(
ひとかず
)
が居るのぢや御座いませんか、それならもう少し気の
利
(
き
)
いた、
肌合
(
はだあひ
)
の好い、
嬉
(
うれし
)
い人に
撞見
(
でつくは
)
しさうなものだと思ひますのに、一向お目に懸りませんが、ねえ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
エヽ
猿若座
(
さるわかざ
)
の
開業式
(
かいげふしき
)
でことふきのとう、二十四
孝
(
かう
)
の
竹
(
たけ
)
の
子
(
こ
)
、
山門
(
さんもん
)
五三のきぼしり、
薄
(
うす
)
ゆきの三
人
(
にん
)
わらび、
太
(
たい
)
十の
皐月
(
さつき
)
、
政右衛門
(
まさゑもん
)
のたゝみいわし、なぞト
云
(
い
)
ふところでございます。
狂言の買冠
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
余は無言の
儘
(
まゝ
)
に彼れを
据
(
すわ
)
らせ其傷を
検
(
あらた
)
むるに
成
(
な
)
るほど血の出る割には
太
(
たい
)
した怪我にもあらず、
爾
(
さ
)
れど左の頬を耳より口まで
引抓
(
ひっかゝ
)
れたる者にして
処々
(
ところ/″\
)
に肉さえ
露出
(
むきいで
)
たれば痛みは
左
(
さ
)
こそと察せらる
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
「いや
太
(
たい
)
した事は無いのです」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
“太”を含む語句
太陽
猶太人
墺太利
伊太利
太夫
猶太
太子
太息
太刀
太古
太股
以太利
太陽様
太政官符
太々
樺太
太郎
太棹
太初
大太鼓
...