“口振”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くちぶり95.5%
くちぶ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたし公爵夫人こうしやくふじんになつたら』とあいちやんは獨語ひとりごとつて(はなは得意とくい口振くちぶりではなかつたが)『まつた厨房だいどころには胡椒こせうかないことにしやう、 ...
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
彼女は大事なものでも保存するような口振くちぶりでこう答えた。健三は彼女の所置をとがめもしない代りに、める気にもならなかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
つねにはのみにこゝろまらざりし結城ゆうき風采やうす今宵こよひなんとなく尋常なみならずおもはれて、肩巾かたはゞのありてのいかにもたかところより、おちついてものをいふおもやかなる口振くちぶ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)