取寄とりよせ)” の例文
うけ我々も念の爲預けたる證文を入れ申さんとすゞり取寄とりよせ一札を記載したゝめ三人の名の下へ印をすゑて預りの一札と引換ひきかへになしもとより急がぬ旅なれど日和ひより
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
元久二年七月廿八日みちより和哥所わかどころまゐる、家隆朝臣かりうあそん唐櫃二合からひつふたつ取寄とりよせらる、○破子わりごうり土器かはらけ酒等さけとうあり
アヽ大分だいぶうも御念入ごねんいりぢやなモシ、お棟上前むねあげまへこの門口かどぐちとほつたがじつうもえら木口きぐちれやはつて恐入おそれいりました、上方かみがたから吉野丸太よしのまるた嵯峨丸太さがまるた取寄とりよせての御建築ごけんちくとはえらいものや
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
取寄とりよせ忠八に渡し此品にて候と云にぞ忠八手に取て一目見に黒地くろぢに金にて丸に三ツ引のもんちらし紛ふ方なき主人喜内が常に腰に提られし印籠なれば思ずなんだ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
元久二年七月廿八日みちより和哥所わかどころまゐる、家隆朝臣かりうあそん唐櫃二合からひつふたつ取寄とりよせらる、○破子わりごうり土器かはらけ酒等さけとうあり
取寄とりよせ是をくはんと爲るを長助は目配めくばせをなしとむていゆゑさてはと思ひ何かまぎらして是をくはず夫より又七は新道しんみちの湯に行けるに長助もあとより同くきたり彼の毒藥どくやくをお熊が入たる事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)