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分明
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わかり
ふりがな文庫
“
分明
(
わかり
)” の例文
庸三は腹ん
這
(
ば
)
いになって
煙草
(
たばこ
)
をふかしていたが、彼女の計算の不正確と、清川の認識不足との
擦
(
す
)
れ違いも
分明
(
わかり
)
すぎる感じだった。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「だから縁といふは奇態なものです。
貴所
(
あなた
)
最早
(
もう
)
御安心なさい、すつかり
分明
(
わかり
)
ました。」と我身のことの如く喜んで座に着いた。
空知川の岸辺
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
盡
(
つく
)
し
探索
(
たづね
)
しかど更に樣子のしれざりしに今六右衞門の物語りにて久八
社
(
こそ
)
は彼の時に
棄
(
すて
)
たる我が子に
相違
(
さうゐ
)
なしと心の中に
分明
(
わかり
)
し
故
(
ゆゑ
)
頻
(
しき
)
りに
不便
(
ふびん
)
彌増
(
いやま
)
して
只管
(
ひたすら
)
命
(
いのち
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
水の
泡
(
あわ
)
となし其上此度の大罪私しに於ても
何故
(
なにゆゑ
)
に右樣
所業
(
しよげふ
)
致し候
哉
(
や
)
更々
(
さら/\
)
分明
(
わかり
)
申さず候と申立る依て一同へも
段々
(
だん/\
)
の
手續
(
てつゞき
)
尋問
(
たづね
)
に相成翌日又々久八六右衞門兩人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
何方なりやと
尋
(
たづ
)
ねるに
頬
(
ほゝ
)
より
口
(
くち
)
まで一ヶ所二の
腕
(
うで
)
四寸ばかり
突疵
(
つききず
)
之あり
兩處
(
りやうしよ
)
ともに
縫
(
ぬひ
)
候と申ければ夫にて
分明
(
わかり
)
たりとて
其段
(
そのだん
)
申
立
(
たて
)
しかば大岡
殿
(
どの
)
暫時
(
ざんじ
)
考
(
かんが
)
へられ
非人小屋
(
ひにんごや
)
又は大寺の
縁
(
えん
)
の下其
外
(
ほか
)
常々
(
つね/″\
)
人の
住
(
すま
)
ぬ
明堂
(
あきだう
)
などに心を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
“分”で始まる語句
分
分別
分限
分際
分娩
分捕
分限者
分銅
分疏
分量