分擔ぶんたん)” の例文
新字:分担
このことはながまをさずとも、柳田先生やなぎだせんせいのおはなしでゝも、おわかりになることゝおもひますから、わたし分擔ぶんたんに、關係かんけいふかいところばかりでやめておきます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
其上そのうへ宗助そうすけ安之助やすのすけが、不足ふそくところ分擔ぶんたんすること出來できたらと小六ころくつてかしたのは、宗助そうすけ自身じしんであつた。小六ころくあに運動うんどうたずに、すぐ安之助やすのすけ直談判ぢきだんぱんをした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
御米およねかんがへでは、うして自分じぶんはう部屋へや食物丈たべものだけ分擔ぶんたんして、あとのところ月々つき/″\幾何いくら佐伯さへきからすけもらつたら、小六ころくのぞどほ大學だいがく卒業そつげふまでつてかれやうとふのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)