“ぶんたん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
分担75.0%
分擔25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とうとうえものをひとりでは持ちきれなくなって各自が分担ぶんたんした。この宝庫は本島内の他の諸林にゆずらないと思う。六時ごろ、一すじの川のほとりに出た。いよいよ露営ろえいだ。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
しておさまるべき特性をどこか相互に分担ぶんたんして前へ進めるというつもりなのです。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
このことはながまをさずとも、柳田先生やなぎだせんせいのおはなしでゝも、おわかりになることゝおもひますから、わたし分擔ぶんたんに、關係かんけいふかいところばかりでやめておきます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
其上そのうへ宗助そうすけ安之助やすのすけが、不足ふそくところ分擔ぶんたんすること出來できたらと小六ころくつてかしたのは、宗助そうすけ自身じしんであつた。小六ころくあに運動うんどうたずに、すぐ安之助やすのすけ直談判ぢきだんぱんをした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
御米およねかんがへでは、うして自分じぶんはう部屋へや食物丈たべものだけ分擔ぶんたんして、あとのところ月々つき/″\幾何いくら佐伯さへきからすけもらつたら、小六ころくのぞどほ大學だいがく卒業そつげふまでつてかれやうとふのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)