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出先
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でさき
ふりがな文庫
“
出先
(
でさき
)” の例文
聞くに今日商賣の
出先
(
でさき
)
神田紺屋町の
裏
(
うら
)
にて職人衆が酒を飮て居ながら斯樣々々申されしが私には
少
(
すこし
)
も
解
(
わか
)
らず何の事なるやと
問
(
とふ
)
に長兵衞は少し笑ひを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「
悠長
(
ゆうちょう
)
なやつ、かような
出先
(
でさき
)
にたって、なにを
述懐
(
じゅっかい
)
めいたことをぬかしおるか。それがなんといたしたのだ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼
(
かれ
)
は
其
(
その
)
手先
(
てさき
)
の
自由
(
じいう
)
を
失
(
うしな
)
うた
時
(
とき
)
自棄
(
やけ
)
の
心
(
こゝろ
)
から
彼
(
かれ
)
の
風呂敷包
(
ふろしきづゝみ
)
を
解
(
と
)
いた。
野田
(
のだ
)
に
居
(
ゐ
)
た
頃
(
ころ
)
主人
(
しゆじん
)
や
又
(
また
)
は
主人
(
しゆじん
)
の
用
(
よう
)
での
出先
(
でさき
)
から
貰
(
もら
)
つた
幾筋
(
いくすぢ
)
の
手拭
(
てぬぐひ
)
を
繼
(
つ
)
ぎ
合
(
あは
)
せて
拵
(
こしら
)
へた
浴衣
(
ゆかた
)
を
出
(
だ
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
代助は
出先
(
でさき
)
も尋ねずに、すぐ引返して、電車へ乗つて、本郷迄
来
(
き
)
て、本郷から又神田へ乗り換えて、そこで降りて、あるビヤー、ホールへ這入つて、
麦酒
(
ビール
)
をぐい/\飲んだ。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
元これ愛嬌商売なれば第一に世間に従つて行かねばならぬなり。お客に従はねばならぬなり。
出先
(
でさき
)
の茶屋の女中に従はねばならぬなり。足を洗つて素人となる。
則
(
すなわち
)
旦那に従はねばならぬなり。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
「どうしてどうして。ほんとうの
合戦
(
かっせん
)
はこれから四日目だ。なにしろいそぎの
出先
(
でさき
)
、ごめん——」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
勘次
(
かんじ
)
は
更
(
さら
)
に
出先
(
でさき
)
のことをお
品
(
しな
)
へ
聞
(
き
)
かせた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
“出”で始まる語句
出
出来
出入
出鱈目
出來
出会
出立
出逢
出掛
出雲