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くら
ふりがな文庫
“
倉庫
(
くら
)” の例文
姫の
両親
(
ふたおや
)
はそのために、毎日毎日新しいお話の書物を一冊
宛
(
ずつ
)
買ってやったが、今は
最早
(
もはや
)
その書物が五ツの
倉庫
(
くら
)
に一パイになってしまった。
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
君子は
倉庫
(
くら
)
のなかにしまってあった抱茗荷紋のある琴のゆたんを外し、お高祖頭巾のようにかぶってその夜、ふけてから未亡人の部屋に忍んで行った。
抱茗荷の説
(新字新仮名)
/
山本禾太郎
(著)
一番向うにある大きいマロニエは其背景になつて居る窓の少い
倉庫
(
くら
)
の樣な七階の家よりも未だ
勝
(
すぐ
)
れて高い。木の下は青い芝生で、中に砂の白い路が一筋ある。
巴里にて
(旧字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
一番向
むか
うにある大きいマロニエは
其
(
その
)
背景になつて居る窓の
少
(
すくな
)
い
倉庫
(
くら
)
の様な七階の家よりも
未
(
ま
)
だ
勝
(
すぐ
)
れて高い。木の下は青い芝生で、中に砂の白い道が一筋ある。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
お肝の虫きりりと騒ぎて、
截立
(
きりたて
)
のお衣裳を、お
倉庫
(
くら
)
の隅へ、押遣らるるといふお心意気。
したゆく水
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
▼ もっと見る
切
(
き
)
られぬ
縁
(
ゑん
)
の
血筋
(
ちすぢ
)
といへば
有
(
あ
)
るほどの
惡戯
(
いたづら
)
を
盡
(
つく
)
して
瓦解
(
ぐわかい
)
の
曉
(
あかつき
)
に
落
(
おち
)
こむは
此淵
(
このふち
)
、
知
(
し
)
らぬと
言
(
い
)
ひても
世間
(
せけん
)
のゆるさねば、
家
(
いへ
)
の
名
(
な
)
をしく
我
(
わ
)
が
顏
(
かほ
)
はづかしきに
惜
(
を
)
しき
倉庫
(
くら
)
をも
開
(
ひら
)
くぞかし
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
貯蔵しておく価値のある物は皆その三条の宮の
倉庫
(
くら
)
へ納めさせてお置きになった。
源氏物語:38 鈴虫
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
彼
(
あ
)
の辺は皆垣が石のような処で、
其処
(
そこ
)
を
切穿
(
きりほ
)
りまして穴蔵
様
(
よう
)
な物が山の
半腹
(
はんぷく
)
にありまして、
宛
(
まる
)
で
倉庫
(
くら
)
の様になって居りますから、縁側を伝わって段々
手索
(
てさぐ
)
りで
行
(
ゆ
)
くと、六畳ばかりの座敷がありまして
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それから
小舎
(
こや
)
のすぐ横の岩の横腹を、ボートの古釘で四角に掘って、小さな
倉庫
(
くら
)
みたようなものを作りました。
瓶詰地獄
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
切られぬ縁の血筋といへば有るほどの
悪戯
(
いたづら
)
を尽して
瓦解
(
ぐわかい
)
の暁に落こむはこの
淵
(
ふち
)
、知らぬと言ひても世間のゆるさねば、家の名をしく我が顔はづかしきに惜しき
倉庫
(
くら
)
をも開くぞかし
大つごもり
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
家の名をしく我が顏はづかしきに惜しき
倉庫
(
くら
)
をも開くぞかし、それを見込みて石之助、今宵を期限の借金が御座る、人の受けに立ちて判を爲たるもあれば、花見のむしろに狂風一陣
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“倉庫”の解説
倉庫(そうこ)は、有形の物品を保存・収納するための建造物である。ただし、業務(いわゆる貸し倉庫)として営む場合は、建造物でないこともある(後述)。日本列島に現存する最古の倉庫は、奈良県奈良市にある高床倉庫「正倉院」である。
(出典:Wikipedia)
倉
常用漢字
小4
部首:⼈
10画
庫
常用漢字
小3
部首:⼴
10画
“倉庫”で始まる語句
倉庫係
倉庫口
倉庫方