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俵
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ぴょう
ふりがな文庫
“
俵
(
ぴょう
)” の例文
しかたなく、八
俵
(
ぴょう
)
の
代金
(
だいきん
)
をふるえる
手
(
て
)
で、うけとると、おそろしい
顔
(
かお
)
をして、このいかめしい
門
(
もん
)
のある
家
(
いえ
)
をみかえって
出
(
で
)
ていきました。
鐘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「せんせせんせ、それよりもまだ
大騒動
(
おおそうどう
)
なんよ。米屋の竹一ん
家
(
く
)
は、ぬすっとにはいられたのに、なあ竹一。米一
俵
(
ぴょう
)
、とられたんなあ」
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
その客はおせんの
馴染
(
なじみ
)
で、四谷
信濃町
(
しなのまち
)
に住んでゐる三十
俵
(
ぴょう
)
取
(
ど
)
りの
國原
(
くにはら
)
次郎といふ者である。その晩は次郎ひとりであつたが、その友達の
三上甚五郎
(
みかみじんごろう
)
といふのも時々に連れ立つて来るといふ。
赤膏薬
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
現在に至ってはこの二機ともに
廃
(
すた
)
れ、改良
稲扱機
(
いねこきき
)
の能率は一日に四十
俵
(
ぴょう
)
、すなわち竹のカラハシの約二十七八倍になったと言っているが、
勿論
(
もちろん
)
その後さらに有効なるものもできているはずで
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
そして
家来
(
けらい
)
にいいつけて、
奥
(
おく
)
から
米
(
こめ
)
一
俵
(
ぴょう
)
と、
絹
(
きぬ
)
一
疋
(
ぴき
)
と、
釣
(
つ
)
り
鐘
(
がね
)
を一つ
出
(
だ
)
させて、それを
藤太
(
とうだ
)
に
贈
(
おく
)
りました。そしてこの
土産
(
みやげ
)
の
品
(
しな
)
を
家来
(
けらい
)
に
担
(
かつ
)
がせて、
龍王
(
りゅうおう
)
は
瀬田
(
せた
)
の
橋
(
はし
)
の下まで
見送
(
みおく
)
って行きました。
田原藤太
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
「八
俵
(
ぴょう
)
しか、いれてない。そんないいがかりをつけるなら、
倉
(
くら
)
にはいってかぞえてみるがいい。」と、
主人
(
しゅじん
)
は、いたけだかになりました。
鐘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「そんなはずはない、十
俵
(
ぴょう
)
いれました。」と、
男
(
おとこ
)
は
庭
(
にわ
)
さきにつったって、いいました。
鐘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“俵”の意味
《名詞》
(たわら) 姓氏の一つ。
(たわら) 藁やカヤなどを編んで作った袋。穀物、炭などを入れる。普通、米俵をいう。
(ひょう) たわら。
(出典:Wiktionary)
“俵”の解説
俵(たわら)は、米などの穀類のほか、塩、魚、木炭、石炭などの輸送や保存のために用いるわらを円筒状に編んだもの。
(出典:Wikipedia)
俵
常用漢字
小6
部首:⼈
10画
“俵”を含む語句
土俵
俵藤太秀郷
空俵
米俵
俵藤太
俵屋
三俵
俵天王
俵右門
桟俵法師
俵形
炭俵
桟俵
穀俵
四斗俵
芋俵
種俵
沙俵
俵町
俵分
...