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かへ
流して
打歡び是迄
種々と厚く御世話に
預りし上只今の其御
言葉此御
恩は
命に
代ても
報じ
難し實は御
察の通り
僅の
路銀を
遣ひ
盡し此程は
櫛簪しを
何故に殺すべき
長々の御病氣なれば我が
命に
代てでも御
全快あるやうにと神に祈り佛を念じ永の年月及ぶだけ
看病に心を
汲取て郷右衞門に向ひ扨々恐れ入たる御物語り
御二方樣の事は私しが身に
代ても
御引受申し
上御世話仕つるべければ必ず/\
御氣遣ひ
成れまじと世に
頼母しく引請ければ郷右衞門は大いに悦び
然らば
明方迄には
御連申さんにより
呉々も
頼むなりと云ひ置て立歸りしに七右衞門も
斯請合し上はとて己も郷右衞門の
後より大雪を