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五月蠅
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うるさく
ふりがな文庫
“
五月蠅
(
うるさく
)” の例文
云掛る人など有て
五月蠅
(
うるさく
)
も腹
立敷
(
だたしき
)
折
(
をり
)
も有ども何事も夫の爲且は
情
(
なさけ
)
ある亭主への
恩報
(
おんはう
)
じと思へば氣を
取直
(
とりなほ
)
して
宜程
(
よきほど
)
にあしらひつゝ月日を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
最初
(
はじめ
)
いひ
出
(
いで
)
し時にやふやながら
結局
(
つまり
)
は
宜
(
よ
)
しと有し言葉を頼みに、又の機嫌むつかしければ
五月蠅
(
うるさく
)
いひては
却
(
かへ
)
りて
如何
(
いかが
)
と今日までも我慢しけれど、約束は今日と言ふ
大晦日
(
おほみそか
)
のひる前
大つごもり
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
自分が、口がうまく廻らない話下手だと知ってからは、いつでも聞手の泣きそうになるまで、クドクドと何か云ってききあきて
五月蠅
(
うるさく
)
なって来るのを見すまして本意を吐くのが常であった。
農村
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
「エ、ナニサ影口がどうも
五月蠅
(
うるさく
)
ッて」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
締殺
(
しめころ
)
したるに相違なきやと申さるれば彌吉は
愼
(
つゝし
)
んで
首
(
かうべ
)
を上仰の通り老母儀長々の病氣なる故此者
看病
(
かんびやう
)
致さん事を
五月蠅
(
うるさく
)
存じ人知れず締殺し候に相違之なく然るを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
最初
(
はじめ
)
いひ
出
(
いで
)
し
時
(
とき
)
にやふやながら
結局
(
つまり
)
は
宜
(
よ
)
しと
有
(
あり
)
し
言葉
(
ことば
)
を
頼
(
たの
)
みに、
又
(
また
)
の
機嫌
(
きげん
)
むつかしければ
五月蠅
(
うるさく
)
いひては
却
(
かへ
)
りて
如何
(
いかゞ
)
と
今日
(
けふ
)
までも
我慢
(
がまん
)
しけれど、
約束
(
やくそく
)
は
今日
(
けふ
)
と
言
(
い
)
ふ
大晦日
(
おほみそか
)
のひる
前
(
まへ
)
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
五月蠅
(
うるさく
)
思
(
おも
)
ひ
種々
(
いろ/\
)
に
斷
(
ことわ
)
りても忠兵衞は耳にも入れず
追々
(
おひ/\
)
醉
(
ゑひ
)
の
廻
(
まは
)
るに
隨
(
したが
)
ひお光に向ひ
婬
(
みだ
)
りがましき
戯
(
たはぶ
)
れ事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
五
常用漢字
小1
部首:⼆
4画
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
蠅
漢検準1級
部首:⾍
19画
“五月”で始まる語句
五月雨
五月
五月闇
五月蝿
五月幟
五月晴
五月目
五月野
五月躑躅
五月処女